八景台から山頂へと再び歩き出す前に いつも見上げるブナの大木は、
この日も、細い枝を四方八方に大きく広げていた。
ツクバネの実。
クルクル回りながら落ちるというその様子を見てみたいなぁ。
では、山頂の方へ。
八景台から山頂までは、石が増え、道はやや急になる。
石の隙間から 何本もの木々が生えている。
イワウチワの根元に、小さなツボミ。
次の春に向けた準備をしている木々の芽を見ると、
何だか心が ホワッと暖かくなる感じがしたり ワクワクする感じがしたり・・・。
木々の間から 鎧ヶ峰をチラッ。
行きたいなぁ・・・行けるかなぁ・・・。
イワナシの葉も見ることができて ホッとした。
石の階段が現れたら もうすぐだ。
徐々に食べる量が増えているのがわかりやすい。
杉の大木まで来た。
この辺の杉、遠くからでも見えるんだよね。
むむ? これは何の花が咲いたんだろう?
9:29 神社の手前の分岐。
まずは 石段を登って・・・
神社へ。
すっかり冬支度が終わってる。
今まで ほとんど目にとまることのなかった石が 目にとまった。
石の上に銀杏の実が落ちてるぞ、と思って辺りを見ると、
少し奥にイチョウの木があった。
神社から 今度は一望台へ。
『一望台』の名前のように、庄内平野を一望できる。
その庄内平野の奥に鳥海山がある(この日は雲で見えず)のだから すばらしい。
東側を見ると神室連峰。
登った山、これから登りたい山を見て、いつか縦走してみたい稜線を目で辿ってみる。
西側に目を向けると、高館山。奥に日本海。
山の裾野の少し先に、古墳なんじゃないかと気になっているところ。
大昔に人が暮らしていた跡は、
現在見つかっている以外にも もっともっとあるに違いない。
奥の院があるという方には、細い踏み跡あり。
気になるけれど、曇り空でアヤシイ風が吹いてる時に独りで行くのは やっぱり怖い。
小さくて真っ赤に染まったツタウルシの葉や・・・
クロモジの芽が かわいい。
山頂広場の南側に大木。
樹齢は どのくらいなんだろう。
イタヤカエデ。
辺りに黄色の葉が落ちていた。
そろそろ鎧ヶ峰へ行こうかと 分岐の方へ戻る。
さっきは気づかなかった ツルリンドウの実や
テンナンショウの仲間の実が 目に入って立ち止まる。
おや? これは・・・むかご?
近くに、あった。
分岐まで戻ったら、タツナミソウの仲間らしき花が。
なるほど、さっき見たのは、この花の後だったのか。
種がはじき飛んだ後のスミレ。
これはこれで素敵。
では、斜面の道を通っていこうか。
・・・③へ続く・・・