15:18 賽の河原から鉾立へ。
もう余裕で16:30頃まで下山できそうだ、と思ったら、
下っていくのが もったいない気持ちになってしまう。

岩や石の雪や氷を眺めたり 植物に付いた雪を眺めたり

そして 景色を眺めたりしながら のんびり下って行く

紅葉の時のような鮮やかな美しさは無いけれど、
落葉後の木々にも 違う素敵な雰囲気がある。

そんな落葉した木々の斜面に、傾いてきた陽が当たっている。

鉾立より下の方へと続いていく奈曽渓谷を、こんな感じで眺めたことは無かったな。
影ができていることで目に入ったのかも。

尾根の西側から東側へと出ていく手前で 振り返って見る。
白い山頂と白い月が やっぱり私を見ていた。

15時半を過ぎ、日陰では早くも 足元が硬くなり始めていた。

県境を通過。

今日も太陽は 灰色に霞む帯状のところに沈むのだろうか。
水平線に太陽が沈んで行く様子を、最近見ていない気がする。

道のそばに岩が並ぶところまで下ってきた。

波のような赤っぽい岩の上に上がってみる。
下ってきた方。
やっぱり 白い山頂と白い月が私を見てる。

稲倉岳。
傾いていく陽の光で 少し夕方の色になりつつある。

反対側。

3か所ある急なところまだ下って来ると、
雪は とけ気味に。



水たまりができやすいところ。
下山時には 雪がとけてきて水たまりの範囲が広くなっていた。
右側の石をトントンと渡っていくと・・・

目の前に人がしゃがみこんでいてビックリ!
思わず大きな声を出してしまった。
その方は何も言わず、構えた三脚に手を置いて チラッとこちらを見ただけだった。


奈曽渓谷を見下ろせるポイントで 覗き込む。


手前は初冬、向こうの斜面は晩秋、という感じ。


いったん道がなだらかになった辺りで、また奈曽渓谷を見下ろせるポイントあり。
白いヘビのような奈曽川。

次の急なところ。
凍っていなくてよかった。


何だか いいな。

最後の急なところを下り終え、木道に上がり・・・

また立ち止まって 景色を眺める。

そこから間もなく 展望台。

影が 稲倉岳の斜面を少しずつ上がっているね~。

紅葉の渓谷を流れる奈曽川を目で辿りながら眺めた。

御浜の辺りも 山頂の方も 夕方の暖かな光の中。


展望台のベンチでは、涙を流したような雪だるまが 夕日を眺めていた。

17時で締まるゲートを通過しなくてはならないので、
日没まで景色を眺めることができず残念。

展望台から駐車場の方へ下って行く。

東雲荘も もうすぐ日陰に飲み込まれそう。

あらまぁ。
この辺りは ずうっと日陰で 雪が全然とけてないじゃないですか。

とけてないどころか、
気温が少しずつ下がってきてガリガリになり始めていた。



16:13 下山。

振り返ると、やっぱり白い月が私を視ていた。
見守っててくれて ありがとう。

駐車場に戻った頃、
山頂の方は ほんのりオレンジ色に染まっていた。

どこまで登って行けるかと思いながらスタートしたけれど、
御浜まで登り、長坂道の方を回って歩いてくることができてよかった。

鉾立から鳥海ブルーラインを下っていくと、
陽の光は さらにオレンジ色になっていった。

大平駐車場から見た斜面。

そこから 少し下ったところで。

こんな日に 釜磯海岸に行ったらいいかも! と思ったのだったが、
どんどん傾く陽は、灰色の帯状の霞の中に沈んで行った。

陽が沈むとドンと暗くなって 景色が暗く沈んでしまうようになっていたけれど、
この日は 陽が沈んでからも鳥海山が見えていた。

西の空も しばらく明るさを残していた。
