『小僧森』から 今度は『大僧森』へ。
向こうに見えているなだらかなところに葉山山頂があるはず。
(手前に 大僧森がある?)
木々の間を行く道では、
マイヅルソウの葉や苔の間に オレンジ色のキノコがあったり・・・
青く色づいたツバメオモトの実があったり・・・。
このまま あのピークに登っていくわけではないようだ。
「小僧森と大僧森の間が けっこうアップダウンあり」とか、
「ロープ場あり」とか・・・。
ここから急坂を下る。
苔むした石や濡れて滑る土の急坂、足の置き場に気を付けながら下る。
鞍部にて、ナナカマドと その向こうに崖の岩。
少し登って・・・
下って・・・鞍部で 山ノ内コースにわくガスを眺める。
登り返す時に、石が積み重なったロープ場あり。
足の置き場を探しながら 両手両足を使って登る。
右奥が『小僧森』。
そこから 下って ちょっと登って 小さなピークを越えて・・・登り返してきた。
北東側、斜面の下に見えるピークの辺りから水音が聞こえる。
地図では、あのピークの両側から沢が流れ出して 途中で一つになっている。
村山葉山は成層火山(死火山)で、山頂部に2ヵ所 爆裂火口の跡があり、富並川源流になっているそうで・・・
確かに、ぐるっと馬蹄形になっているし、聞こえている水音は その流れの音かもしれない。
振り返って見る。
こんな道を歩いたり・・・
山頂や その奥の奥の院を眺めながら歩いたり・・・。
ずっと向こうに 月山が見えるようになってきたよ。
『大僧森』の先にも 急な下りがあった。(;^ω^)
急坂を下って・・・
あの斜面を登り返すのか・・・。(;^ω^)
振り返った方に ガスがたくさんわいてきている。
ガスが 湧き上がっている景色が素敵で、何度も振り返って眺めた。
ガスが ゆっくり形を変えながら動いている様子は、ずっと眺めていても飽きない。
山頂の向こうがわにもガス。
看板を見逃してしまったけれど、大僧森を過ぎているはず。
緩やかなアップダウンを繰り返しながら稜線をトラバース気味に歩いて行く。
『大つぼ石』。やはり『大僧森』は過ぎていた。
『大つぼ石』に さっそく上がってみた。
私たちと入れかわりに歩き出した方たちの姿が どんどん小さくなっていき、
向こうの山頂手前にも 歩いている人たちの姿が 小さく見えた。
モワモワと ゆっくり動いているガスを大つぼ石から眺めながら
かつて火山活動によって噴煙が上がったり 溶岩が流れ出ていたりした様子を想像してみた。
・・・④へ続く・・・