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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/12/21 クロモジ採取&蒸留体験③…工房へ

 

いったんJR小国駅に戻り、各自の車でクロモジ博士の工房へ。

よろしくお願いしま~す。

 

玄関を入ってすぐのところに、商品を置いた棚。
(この棚、クロモジ博士がクロモジの枝で作ったんじゃないかな?)


作業する2階へ階段を上がっていく。

 

まずは、採ってきた枝を小さな機械で粉砕。
交代しながら 枝を機械に入れる。


機械の周りには、
前に採取してあった枝や葉が 乾燥・保管されていた。




秋に集めた落ち葉もあった。
季節ごとに違う香りの蒸留水やオイルが採れるそうだ。

 

機械に入れやすくするために枝をハサミで切る手伝いをした後、
私も 枝を機械に入れてみた。



枝を粉砕したものを持って、蒸留する部屋へ移動。

 

 

何だか実験室みたい。( ´艸`)




興味津々、キョロキョロ。



ニオイコブシも蒸留したようだ。



『美少女』ってオイルの名だそうだ。
緑の葉から採れたオイルは『美少女』。
その次は・・・忘れちゃった。
落ち葉から採れたのは『貴婦人』。
枝から採れたものは『紡ぐ』・・・だそうだ。
(『紡ぐ』にはいろんな意味が込められているそうだけど・・・これも聞いたのに忘れた。(;^ω^) )




蒸留するのと別の部屋も 覗かせていただいた。

クロモジの細い枝で作ったリースがあったり・・・



枝で作った小さなテーブル? 台? があったり・・・。
木工作業の部屋。

 


蒸留の部屋に戻ると、
すでに 粉砕したクロモジを入れた鍋がコンロの火の上にあり、
部屋の中には クロモジの香りが漂い始めていた。


「自生しているクロモジと湧き水を使用した『水蒸気蒸留法』による天然100%の精油
とのこと。

使用した湧き水は 小国町の『百子沢』という地区のもののようだ。

 

「『体験』ということだから、
 入れ物にラベルを貼るのも 一人ひとりやった方がいいと思ってさ~」
と、博士が 青いボトルとラベルを持って来て・・・

ラベルをボトルに真っ直ぐに貼る方法を実演して下さった。

こういう作業は ドキドキして失敗することが多いのだけど、
博士の方法でやってみたら 真っ直ぐ貼ることができた。


いかにキレイに早く作業できるか、考え・工夫しながらの単純作業は好きな方なので、
いつかラベル貼りのアルバイトしに行こうかな。( ´艸`)

 


博士、首から何かのケースを下げていると思ったら・・・
クロモジウォーターが出てきた~!


「・・・手にシュッとすれば 手がスベスベになるし・・・
 ・・・髪につければ 髪がツヤツヤになるし・・・
 ・・・頭皮につければ 抜け毛予防にいいし・・・
 ・・・入浴剤みたいにも使えるし・・・
 ・・・寝る前にシュッとすれば安眠効果があるし・・・」
などなど、生活の中のいろいろな使用例とその効果を教えて下さった。

ガイドのJUNJIさんは、
自分が使用してみて カサカサしていた肌がスベスベになったことで効果を感じて、
クロモジ採取&体験のツアーを企画してみたとのこと。

参加者のみなさん、へえ~と言いながら 
それぞれ手につけてみたり 髪につけてみたり・・・。

「クロモジには いろんな効果があるけど、
 今日採れるオイルは 癒し効果のある成分が多くて 消炎効果のある成分は少ないからね」

採取する時期・時間、部位によっても その成分や香りは違うので、
一つとして同じものはできないのだそう。


・・・ペットボトルにポタポタと落ちていく蒸留水がいっぱいになったら、
   次のペットボトルと入れ替える。
それも交代でやってみる。

ペットボトル交換の時に、
近くで「ボコボコ・・・」とか 「ポタポタ・・・」とかの様子を眺めた。

 

こういうの、ずうっと眺めていても飽きないんだよね~。( ´艸`)
上に浮いている油分には いろんな香り成分が入っているんだね。

“和製ローズウッド”と言われるというクロモジオイルの主成分は、
・リナロール・・・やわらかくて甘い香り
・テルピオネール・・・ライラックのような香り
・リモネン・・・オレンジ油の主成分で、スッキリした柑橘系の香り
・タンニン・・・ポリフェノールの一種
・シオネール・・・ユーカリ油の成分。のど飴によく使用される
・・・とのこと。

それらの成分量は、
季節や天気、時間帯などによって変わってくるんだね。


蒸留の様子以外にも オモシロいものがいっぱい。
たとえば・・・
クロモジの枝に容器をかけて乾かしているところとか。( ´艸`)


いいなぁ。

 

もう一度 蒸留の様子を見ると、
オイルが けっこうたまってた。

 

粉砕したクロモジの鍋の中の温度は どれくらいなのかな?
と見に行くと・・・
ちょうど100℃。

 

そうそう、ペットボトルのキャップは、こんなのだった。

 

 

                     ・・・④へ続く・・・