朝から晴れの予報だったこの日、目覚めて窓の外を見ると・・・どんより曇り空。
おやおや?と思って外に出てみると・・・自宅付近上空には雲がかかっていた。
雲がどんどん動いている様子はない。
北側は晴れていたけれど、この後どうなっていくかなぁ・・・
と思いながら、家に戻って準備。
4時半頃 出発。
庄内町で、山の向こうから陽が昇ってきたところをパチリ。
南側を振り返ると、まだ あの どんよりした雲があった。
鳥海山の方を見ると・・・少しずつ雲が出てきてた。
平日だから、駐車場には余裕があるかな・・・
と思いながら鉾立に向かったら、けっこう車がいっぱい!
この日 天気が良い予報だったのは鳥海山くらいだったそうで、
行き先を変更して来た人たちも多かったようだ。
駐車場から見た山頂は こんな感じ。
この後は どうだろうか。
登山届を書きに行こうと歩いて行くと、
露に濡れた草の中に 羽が露に濡れたトンボがいるではないか。
こんなふうに草の中で羽を乾かしているんだなぁ・・・。
よく見ると、そこらじゅうに たくさんのトンボがいたので驚いた。
6:45 スタート。
少し登った所から毎度 撮っている東雲荘。
道のすぐそばで ジ~ジ~と低めの声で鳴くセミの声が聞こえたので、
立ち止まって 鳴き声が聞こえる方を探してみると・・・
いた、いた! 下向きにとまって鳴いてる。
(このセミは『コエゾゼミ』で、下向きにとまって鳴くことが多いのだそうだ。)
いつものように、展望台から奈曽渓谷を眺める。その奥に見えるはずの山頂は・・・
あらら~すっかりガスの中!
私が上の方に登っていく頃は どうだろうか・・・。
し~んと静かな道を進む。
稲倉岳の南斜面のヒダヒダに、少しずつ陽が当たっていく。
遠くに粟島。さらにその遠くには佐渡がうっすら見えていた。
うまく撮れなかったけど、
奈曽渓谷をトンボがたくさん飛んでいて、そのトンボが 陽の光で光っていた。
アカモノの赤い実が可愛い。
一足先に色づき始めた葉っぱたち。
山道に咲く花火。
ドングリの実が少しずつ大きくなってる。
夏が終わり 秋へと移りつつあることを感じさせてくれる花の一つ、オヤマリンドウ。
道の両側の草木は 朝露でいっぱい。
石に付いた苔と小さな葉っぱが気になってパチリ。
オオバタケシマラン。
細長くて筋が入っているようなのはツボミかと思っていたけれど、実のよう。
これから少し膨らんで赤くなるのか・・・。
もうほとんど雪渓が無くなっている時期、沢の水音は小さくなってしまっている。
トウウチソウの葉。
ニッコウキスゲの葉。
このオオバタケシマランの実は 赤くなってきている。
露をまとったチングルマの花穂を撮ろうとしたら、
クモの巣も目に入って 一緒にパチリ。
振り返って見る。
大きな石の隙間に 小さな小さなナナカマドの葉?
また振り返って見る。
私がノロノロペースで登っているうちに、後から登って来る人たちが増えてきた。
また あったよ、クモの巣。
作者は、あの小さなクモさん?
賽の河原まで来た。
では、今回は御浜の方へ。
・・・②へ続く・・・