休憩を終え、少し進んでいくと・・・
三階滝が現れた。
三階滝のあの一番下の滝を、
安全確保のロープを出してもらって、一人ずつ登っていくのだそう。
Sさんは、滝の上部まで先に登る。
登る前に滝つぼの水面を見ているのは、
投げたロープが私たちの手元に流れてくることを、水の動きで確認しているのだろうか。
そして、岩壁を登っていく。
Sさんが登っていくところを見ておく。
その場になったらSさんと同じところを登れないかもしれないし、
脚の長さが違うから 自分の脚で登れるところを探しながら登ることになるだろうけれど。
岩壁の方へ移動。
一人目のOBさんが、
Sさんが投げ下ろしたロープを水面から拾い上げ、カラビナに装着して 登り始めた。
OBさんは、一歩また一歩と登っていき、あっという間に登りきった。
2番目は私。
Sさんが投げたロープが 水面をゆっくり こちらの方へと流れてきた。
しゃがんで それを拾い上げ、カラビナに装着。
「いきま~す!」
と Sさんに手を振って合図をしてから登り始めた。
登り始めてみると、壁際に体を寄せてしまうため 見える範囲が思っていたより狭く、
とにかく見える範囲で 手でつかみやすいところと足を乗せやすいところを探し、
上からSさんが引っ張るロープに急かされながら? 登っていった。
登りきってしまったら、あっという間だったなぁ・・・。
木にロープを結んで自分の安全を確保して
登ってくる人たちが装着したロープを 様子を見ながら引き上げていく・・・
スゴイなぁ・・・と思いながら その様子を眺めていた。
4人が登り終え、ロープを首にかけて巻くSさん。
奥には 2つ目の滝がゴウゴウと音を立てて流れ落ちている。
2つ目・3つ目の滝は 登るのが難しいということで、
ハシゴを登って巻き道へ上がる。
3つ目の滝。
確かに、初心者が登るところではなさそう。
ということで、
木の根と石の斜面を高巻く道を登り・・・
再び沢の方へと下りて行き・・・
また沢に入っていく。
ぎゃぎゃぎゃ、こんなところも登るんですか~
と思うところも、
焦らず登れば大丈夫。
徐々に慣れてきて・・・
OBさんは、自分で行きたい方を。
私は右岸の方を。
一旦 左岸に渡り・・・
平らなところで右岸に渡って・・・
登っていく。
すると その先に・・・
ナメ 現る。
「うわ~気持ちイイね~」
と口々に言いながら歩いていくと・・・
また こんな感じに。
ここは左を登るようだ。
再び なだらかになった流れを歩いていくと・・・
渓谷のようなところの向こうに
見事な滝が見えてきた。
これが八幡滝かぁ。
この日の遡行は ここで終了。
終わってみると オモシロくて あっという間だったなぁ・・・。
・・・➃へ続く・・・