山頂から、今度は粟畑の方へ向かう。
粟畑の方への尾根道が、小さなアップダウンを繰り返しながら細く続いているのが見えた。
ずっと向こうには 朝日連峰の主稜線。
いい眺めだぁ~!
急な斜面を下りながら、山頂の方を振り返って見上げた。
まだ急な下りが続く。
ふと遠くを見ると、大朝日岳付近のガスが晴れて 山頂が見えていた。
大朝日岳にも たくさんの人たちがいるだろうな・・・。
小さな穴がいっぱい開いた葉っぱたち。これはこれで いいかも。
急坂を下ったところで また山頂を振り返って見る。
ここからは、小さなアップダウンを繰り返しながら行く。
何度でも振り返って眺めたくなる紅葉の斜面。
日暮沢から竜門山への尾根。
ちょうど陽が差しているのは、ユウフン山の辺りだろうか。
ゴツゴツした岩と紅葉の木々との組み合わせがいいなぁ。
私がキョロキョロ眺めている間に、ガンチャンさんは次のピークに。
スッととがった障子ヶ岳。
スッととがった障子ヶ岳と 下って来た道。
これから歩く道。
私たちとは反対の時計回りに歩く方たち。
ふと目にとまった石と、
その石についた地衣類。
おっ、月山の山頂付近のガスも取れてきたぞ。
山頂の方を何度も振り返って眺める。
急坂を下ったところにガンチャンさんの姿。
少し先の道がカーブしていったところに、湿地が見える。
地図で見ると、あの湿地の中に障子池があるようだ。
私が急坂を下る時、ガンチャンさんは次のピークへ。
振り返ると、
越えてきた小さなピークと山頂が、兄弟のように並んで見えた。
さぁ、ここを右にゆるくカーブしていくと・・・
湿地があるはず。
あ、池塘のようなものが見えた。あれが障子池かな?
回り込んで行って少し登った辺りから、もっとよく見えるかな?
見えた! 青空が映っている池。
ザラザラなところを少し登って・・・
下って・・・今度は あのとんがったピークに登り返すんだな。(;^ω^)
あのピークを越えると粟畑のよう。
あのピークがそそり立つように見えたけど、
「見た目ほどじゃないよ」
と ガンチャンさん。
はい。
すんごい急登に見えるところも、
一歩一歩登っていくと ちゃんと登り切れるんですよね。
「BLUEさん、あの岩に立ってみれば? 撮ってあげるよ~~!」
「ガンチャンさん、お先にどうぞ~~ (;^ω^) 」
キョロキョロあちらこちらを眺めていると、
突然こういう冗談が飛んでくることがあるので注意。(;^ω^)
さあ、ここから登るよ~。
・・・と思ったら、前を行くガンチャンさんが立ち止まった。
コゴメグサ・・・かなあ?
急な道の両側には、
マイヅルソウ・ショウジョウバカマ・ツバメオモト・ミツバオウレン・・・などの葉や実がいっぱいあった。
月山・姥ヶ岳の方。白く見えているのは姥沢付近だろうか。リフトも見えるぞ。
赤い宝石のようなマイヅルソウの実が あちらこちらに。
時計回りの周回の方たちとすれ違った。
その方たちは、私があちらこちら眺めているうちに、
もうあんなに下っていた。
・・・⑥へ続く・・・