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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'22/08/17 自然博物園ガイドウォーク①


参加予定だったツアーが延期になったこの日、
向かったのは 県立自然博物園。
午前の部のガイドウォークに参加しようと思って。

スッキリ気持ちよい青空をバックにした母狩山~鎧ヶ峰~金峯山を眺めるのは
久々かも。(気持ちに余裕がなかっただけか?)


こんな湯ノ沢岳も、久しぶりな気がする。



R112から志津の方に入って・・・いつもの場所でパチリ。

 

ネイチャーセンターに着くと、
駐車場には何台かの車があり、山歩きの支度をしている方たちがいた。

あの方たちも 午前の部のガイドウォークに参加するのかな、
と思いながら、ネイチャーセンターに入って行くと、
本道寺コースを歩くツアーでお世話になったMくんが。(Mくんは ネイチャーセンターのスタッフ)
今日のガイドウォークの担当はMくんだった。
よろしくお願いしま~す!

車に戻って準備していると、Mくんが出てきて、
駐車場そばの草むらの方を見て 何か叫んだ。
「いま、そこにヤマカガシがいたんですよ」

・・・Σ(゚Д゚)・・・ヤ、ヤマカガシ・・・
私には 全く見えなかったし気づかなかったぞ。
さすがだなぁ・・・。

・・・なんて思っていると、今度は、
「あ、シマヘビ!」
と言うが早いか、草むらに駆け寄ってザザッと手を突っ込んだ。

その手には・・・


その素早さに驚いてしまった私。
さすが、学生時代にヘビの研究をしていた人は違う! 
シマヘビはMくんの手の中で大人しくしていて、細長い舌をチョロチョロさせていた。

 

「あ、しっぽの先の方の色が違うよ?」
と私が言うと、
「多分、脱皮に失敗したんですね。・・・(説明が続く)・・・」

「この、鱗が2枚のところがありますよね?
 ここが 卵を産んだり排泄したりするところなんです」
・・・へぇ~・・・( ゚Д゚)・・・


お腹の辺りが虹色に光って美しかった。
ちょっと触れてみると、思っていたのとは違う感触だった。


Mくんのヘビについての話がオモシロくて聞いていたのだけど、
気づくと もうすぐ9時半。ガイドウォークのスタートの時間だ。

すると・・・
「大丈夫です。もう始まってます。一人ですから。」
・・・午前の部の参加者は、私一人なのだった。

「持ってみますか?」
と言われ、恐る恐るヘビを持ってみたけれど・・・
にょろにょろ~っとヘビの顔が私の顔の方に近づいてきたので、
少しだけ持って すぐにMくんに返した。(;^ω^)

「小学生だと、首に巻いて持ったりするのも 喜ぶんですけどねぇ~」
と言いながら、ヘビをいとおしそうに見るMくんであった。(;^ω^)

 

私がカメラを向けると、にょろにょろ~っとカメラの上の方に寄って上って?くるので、
「うわ~っ・・・Σ(゚Д゚)」
と思わずのけぞると、
「上から見下ろされるのがイヤなんですよ」
とのこと。

 

この日のガイドウォークは、
こんなふうに ヘビを見て触れるところから始まった・・・。

 

「水のある方から行ってみましょうか?」
と、いつものコースと違う方から歩き出した。

 

歩き出して間もなく、
植物に モヤモヤした小さな塊がついているのが目に入り、何だろうと訊くと・・・

「クモの子ですね」
と言って、そのモヤモヤした塊を指でツンツンつついた。
「『クモの子を散らす』ですね」
ほんとだ~、小さなクモの子どもがいっぱいだぁ~。( ゚Д゚)

 

いつもの水たまり?のそばに行くと、足元で何かがニョロニョロ動いた。
こんな浅いところに、オタマジャクシが。(;^ω^)
「なぜか、こんなふうに浅いところが好きみたいなんですよね~」




「あ、カナヘビ
と Mくんが指さした方を見ると・・・

いた、いた~。シュッとした顔だなぁ。



山を歩いていて出会うカナヘビは、後ろ姿だったり体の一部だったり。
こんなふうに見ることができたのは初めてだなぁ。

 

 

またMくんが何かを指さしたので見ると・・・フキの葉の上にカエル。

 

モリアオガエルか、シュレーゲルアオガエルか、見分けるのは難しいみたいだけど、
光彩が黄色で皮膚がツルッとしていて・・・シュレーゲルアオガエルかな?

 


あ、あそこにもカナヘビ
何だか カッコいいなぁ・・・。

 

 

 

オカトラノオの花が波のよう。




 

 

ちょっと石跳川の方へ行ってみるそうだ。

 

 

そういえば、こっちに見に来るのは初めてだなぁ。

 


石跳川沿いに立つカワクルミの大木のそばから 川のそばに下りて行ってみる。




「ほら、あそこにイワナがいますよ!」
・・・どこだ?
イワナがいそうなところを探してみるけれど、なかなか見つけられない私。
やや時間がかかって ようやく姿を見つけることができた。

もっと近くに行って撮ってみたいと思ったけれど、
石に足を置いた時、イワナは  あっという間に逃げて行ってしまった。

 

 

 

カミキリムシみたいな触角の虫。交尾中。
身体の色が黄色と黒なのは、ハチを真似ているんだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

触角があるような何かの幼虫、
触角がある方が前かと思ったら、無い方が顔の方なのだそうだ。

 

 

ホイッスルみたいな形の実は、ツノハシバミだそう。
中の実は カシューナッツみたいなのだそうだ。
「雄花は垂れ下がる形で、雌花は赤いのがチョコンと咲く・・・」
と聞いて、そういう花を見たことがあるぞと思った。

 

出た~! 苔の上にデカいナメクジ。
しかも、角を出してる。

 

これ、コケを食べてるんだろうか? 水分を吸ってるんだろうか?

 

後ろの方にはフンあり。(;^ω^)

 

 

ここから斜面を登って行く。

 


石の窪みに芽が。
でも、こんなところでは大きく育つことはできないぞ。(;^ω^)

 

何かのカメムシ。(聞いたけど忘れてしまった)

 


クマにガジガジされた標柱あり。





 

 

 


また いたよ~。けっこう長いヤツ。(;^ω^)

 

 

キノコの欠けた部分は、ナメクジがかじった跡かな?

 

この鮮やかな濃いオレンジ色のキノコみたいなのは?
冬虫夏草か?」
・・・何でしょうか。その場では分からず。

 

 

 

 

 

湿地の方へいってみると、
この時期は花は咲いていなくて、巨大になったミズバショウの葉が。



バッタがいた。

 

 

 

こっちにも。
このバッタの羽は退化してるんだって。

木道を戻って・・・

 

玄海の方へ。
Mくんがいきなり見つけたのは、カゲロウ。

 

 

橋を渡り、湧水ポイントの方へ。

 

この苔生した倒木、何かいつも撮ってしまうんだよね~と言うと、
「まだ倒木ではないですね」
と言われた。

 

え?と思いながら 幹を目でたどっていくと・・・
確かに、葉がたくさんついているじゃないか。倒木と思い込んでいた。(;^ω^)
「イタヤ(カエデ)ですかね」

 


「思い込んでること」って、けっこうあるのかもしれないなぁ・・・。


突然、Mくんが すごい速さで私の前を横切って左手の草むらに飛び込んでいったので
何事かと驚いていると・・・
Mくんが一番好きなヘビ(名前を忘れた)がいたのだそうだ。
残念ながら捕まえることができなかったと残念そうだった。

ネイチャーセンター駐車場そばでシマヘビを見つけた時と言い、
Mくんがヘビを見つけて捕まえに行くときの速さったら、スゴイ!

 

湧水ポイントの近くには、アケビがある。
今年は あまり花が咲かなかったのかなぁと思ったけれど、
小さな実が2つ、なっていたよ。

 

この日も いつものように水は湧き出していた。

 

その近くに生えていたコケ。何コケかな。

 

では、これからブナの原生林の方へ。

 

                   ・・・②へ続く・・・