青空が広がって良かったなぁ・・・と思いながら
残雪の上を歩いて行く。
朝は 灰色の雲が山頂付近をおおっていたけれど、
今は 青空をフワフワ泳いでいるような雲に。
青と白の中、
そして、山頂避難小屋の赤がチョコンと見えてるのがイイな。
すれ違った人たちが残雪を歩く向こうには
新潟平野、そして日本海。
そんな景色が素敵なので・・・
すれ違う人がいるたびに、振り返ってしまう。
そして・・・
吸い込まれそうな斜面を しばし見下ろして眺めたりして。
斜面をトラバース気味に登っていたところには、
木々に霧氷がついていた。
（ 前の晩 気温が低く風が強かったそうで、
朝は 辺り一面 霧氷の世界だったようだ。）
夏道でなく 雪の上を歩いて山頂の方へ。
「飯豊連峰の眺めがサイコーですよ～！」
と すれ違う方々がおっしゃるたびに 早くその景色を眺めたくなるけれど・・・
あちらこちらをキョロキョロ眺めながら行く。
ちょっと夏道を歩くみたい。
その前に、木々についた霧氷を眺め・・・
また振り返った景色を眺める。
雪解け水流れる夏道を少し登ると・・・
その少し先に もう山頂が見えているけれど・・・
山頂に行く手前で、立ち止まって眺めずにはいられなかった。
迫力の飯豊連峰が 目の前にあったから。
来て良かった・・・。
初めて北飯豊に行った時に歩いた稜線を 目で辿ってみた。
次に行く機会は いつになるかなぁ。
しばらく飯豊連峰を眺めた後、山頂へ。
１２：０１ 二王子岳山頂に到着。
『青春の鐘』が鳴るのは、連休頃から？
雲をまとった朝日連峰は見えていたけれど、
残念ながら 霞で？鳥海山は見えなかった・・・。
風が強かったら避難小屋の中でと思っていた昼食、
風がそれほど強くなかったので 山頂で景色を眺めながら。
その後は・・・
ぼ～っと景色を眺めながら コーヒー＆スイーツ。
３０分ほど 山頂でのんびり景色を眺め・・・
１２：４０ そろそろ下山することにした。
その前に、避難小屋の中にちょっと入ってみる。
登ってくる途中ですれ違った方の中に、
前の晩 この小屋に泊まったという方がいた。
灯油持参で来て 小屋にあるストーブを使ったけれど、
－１２℃まで冷え込んで とても寒かったそうだ。
「ここに泊まって 朝夕の景色を眺めるのもいいかもしれないな・・・」
とⅯさん。
私が 小屋泊をするのは いつになるだろうか・・・。
可愛い顔のように見える避難小屋を出て 山頂を後にした。
屛風のように広がる飯豊連峰、見ることができてよかった・・・。
まだまだこの景色を眺めていたい気持ちだけれど
しかたない・・・。
遠くの景色を眺めながら下っていく。
登りと同じところを下っていくけれど・・・
陽の差す方向が変わると
景色が また違って見える。
ここを過ぎると・・・
油こぼしの坂。
下りが大好きだというⅯさんは ツボ足でガシガシ駆け下りて行ったけれど・・・
滑りやすい下りが苦手な私は、途中から斜面の真ん中あたりを尻滑り。
振り返って見る。
あのえぐれたところに落ちないように滑ってきたよ。
先行者が登っている斜面の左側をトラバース気味にいく選択肢もあったけれど、
そちらは藪っぽい感じだったので
先行者と同じところを登っていくことにした。
急斜面を登ったところで 振り返って見る。
ついさっきまで、あの上で飯豊連峰を眺めていたんだなぁ・・。
・・・⑤へ続く・・・
