THANKS TO YOU !!!

のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/05/05 自然博物園①

 

今年は雪解けも花が咲くのも早いということで、
自然博物園のブナも そろそろ芽吹いているのではないか・・・
周海沼の開け具合は どうなっているだろうか・・・
と 気になっていた。

6・7日は天気が今一つの予報なので、
5日に 自然博物園に行き、ガイドウォークの午後の部に参加することに。

 

ネイチャーセンターを入ってすぐのところでガイドウォークの申し込みし、
外に出たら・・・
エコプロのツアーで時々ご一緒させていただいてるCさんがいらして、
こんなご案内を下さった。


( 折りたたんで持ち帰った用紙に 帰宅後アイロンをかけたら
  ヘンになってしまった・・・。)

ブナの森の中で 絵本の朗読会・・・
素敵だなぁ・・・。

 

13:30頃  ネイチャーセンター玄関前に集合。
        午後の部の担当のガイドⅯくんのお話を聞き、スタート。

午後の部の参加者は4歳の子を含めて10名。
ガイドⅯくん、参加者のみなさん、よろしくお願いしま~す!

 

ブナは まだまだ芽吹き始めたばかりで、
新緑が美しい林になるのは もう少し先という感じ。

それでも 芽吹いた葉がキレイで嬉しくなってしまう。

 

最初のポイントは、カラマツの木のそば。

 

足元には、
リスがカラマツの実を食べたあとの「エビフライ」がたくさん落ちていた。

 

近くの細い枝を誰かがかじった跡。
色の薄い部分は 歯でかじった跡。かじったのは・・・


ネズミ。


表面の皮を剥ぐと鮮やかな黄色な木は・・・


キハダ。
祖母が一升瓶にキハダの皮を短冊切りにしたもので『キハダ酒』を造っていたのを思い出す。
苦いキハダ、何に効き目があったのかな。

 

やや急な斜面を登っていって 振り返ると・・・




遠くに 白く朝日連峰の山々が見えていた。
鳥原山~小朝日岳大朝日岳~中岳~西朝日岳~竜門山辺りまで見えてる?

 


芽吹き始めたブナ、かわいい~。



やわらかな黄緑色がいいなぁ・・・。

 


芽吹き始めの葉や 根開きしたところを眺めながら歩いて行く。

 

 

 

姥ヶ岳が見えるポイントに。
GWで天気が良かったので、
たくさんのスキーヤーが姥ヶ岳の大斜面を滑っていたことだろう。

 


ヤドリギ
黄色くて小さな花が咲いているように見えたけど・・・?

 


夏道を左手に、残雪の上を歩いて行く。

 

 

 

ホオノキ。

 


雪の重みで横になっていたブナに ガイドのⅯくんがぶら下がって見せた。
かなりの雪の重さにも耐えられるくらいだから大丈夫、とのこと。

微笑ましい後ろ姿を撮らせていただいた。

 

こちらのブナには、おちゃめなお二人が。( ´艸`)

 

雪の重さで 横になっても、
春になると まただんだん起き上がって上にのびていくんだからスゴイよなぁ・・・。

 

先へ進みつつ、沢を挟んだ向こう側の斜面を眺める。

 

ふぉ・・・

 

午後の陽を受けて、葉っぱの1枚1枚が輝いてますなぁ・・・。

 

踊っているように見える木も。

 

 

さらに少し歩いて行ったところに、ヤドリギが落ちていた。
大部分の実は鳥に食べられて無くなっていたけれど、
黄色やオレンジ色の実が ぽつぽつ残っていた。

鳥がこの実を食べ、フンと一緒に種が出てきて、
木にくっつくと、そこに根を張るのだそうだ。
半寄生植物で、自分で光合成し 木から吸収するのは水分だけとのこと。

節一つ分が 1年で伸びた分だそうだ。

 

ヤドリギの実をつぶしてみると・・・
ネバネバのびよよ~ん!

 






木道がまだ雪で隠れた湿地では、
小さなミズバショウが いくつか咲いていた。

 

雪が解けるにつれて ミズバショウの花が増えていくのかな。




玄海の沢を越え、カワクルミの高木の方へ。

 

カクレンボできそうだね。

 

カワクルミの幹に巻き付いたツルアジサイが、イキイキと葉を広げていた。
カワクルミの芽吹き前に一足早く葉を広げ、
光合成して栄養をためておくのかも。

 


カワクルミの高木が立ち並ぶ近くには 湧水ポイント。

 

湧水が出ているところが ユラユラして見えた。

 


湧水ポイントの付近にサンカヨウの花が咲くのは まだ先。
この時は イタヤカエデの花が咲いていた。

 

 

少し下にも湧水の池が。
真冬でも雪に埋もれることのない池。

 


今度はブナの原生林の方へ。




迫力のブナの木々を眺めながら登って行くと・・・

 

あと10日も経てば、
新緑が美しいブナ林になるんだろうな・・・。

 

この日は この日で うつくしい・・・。

 

中に実が残っているブナの殻斗も。

 

木の周りの雪が どんなふうに解けていくのか、
様子を眺めていたい気もするなぁ・・・。

 

 

向こうに見えてきたのは大トチの木、『トチ婆さん』。

 


かなりの老木になっていたけれど、
今年も葉を出し、花を咲かせようとしていた。





毎度眺める『トチ婆さん』の迫力の根元。


地中には どのくらいの範囲で根を広げのばしているのか。


 


踊っているようなブナの影は・・・

 

このブナの影かな?




「リスが松ぼっくりをかじってできた『エビフライ』や ネズミが枝をかじった跡など、
 ここまでも動物の痕跡がありましたけど、
 ここにも痕跡があるんですけど・・・わかりますか?」

というガイドⅯ君の問いかけに、
皆さん辺りを見回した。

こ、これだよね~。


「短いのは登って行く時の爪痕、長いのは下って来る時の爪痕です。」

クマには会いたくないけれど、
木に登り下りする様子は 見てみたい気がする・・・。

 

そのブナには、
毛むくじゃらに見えるツルアジサイのツルが巻き付いていた。



何度来ても そのたびに いろんなものを見ることができるし、
ガイドの方から いろいろ教えていただきながら歩くのもオモシロイなぁ・・・。

 

                            ・・・②へ続く・・・