THANKS TO YOU !!!

のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/05/27 ブナの森朗読会 in自然博物園

 

 

Cさんから案内チラシをいただいた『ブナの森朗読会』にいってみることにした。

・・・ブナの林の中で朗読を聞くって、どんな感じなんだろう・・・。

 

 

 

この日の参加者は、私も含めて6名。

 

参加者のお一人、インタープリターのOさんに自然博物園内をガイドしていただきながら
ブナ林の中を散策しつつの朗読会。

 

ネイチャーセンター前をスタート。

 

まずは石跳川沿いに歩いて行く。





 

石跳川沿いの道も だいぶ雪が解けていた。

 

2ヵ月前に湯殿山に登った時には すっかり雪におおわれていた石跳川。
雪解け水を運びながら ザーザーと勢いよく流れていた。




 

尾根の方へ上がって行く。

 

 

 

斜面の夏道の雪は 無くなっていた。

 

あちらこちらで
茶色の落ち葉の間から 小さな黄緑色の芽が。

 

ビロードのような緑のコケにスポットライト。




終わりかけだったけれど、
ムラサキヤシオの花が 緑の中に映える。

 

 

斜面の道を登り切って尾根に出たところで、1回目の朗読。
朗読して下さったのはOさん。

他の所でも朗読会をしているというOさんの
「木に聴かせるつもりで読みます」
という言葉が心に残った。


辺りの木々は、きっとOさんの朗読を聴いていたにちがいない。

 

その後、
自然博物園内のコースに沿って 歩いて行く。




湿地の雪も だいぶとけ・・・

 

玄海のスノーブリッジが とけて無くなっていた。

 

 

 

 

水が勢いよく流れている。

 

湧水ポイントは 下りの時に見に行くそう。

 

湧水ポイントの近くには、カワクルミの高木。

 

その下にユキザサやサンカヨウなどの花が咲くのは まだ先。

 

ブナの原生林の方へ。

 

以前 もっと幹があったころ、この木にツキヨタケが生えていて、
夜にツキヨタケがボワンと光って見えるのを見に来るツアーもあったようだ。

 

ここには クロサンショウウオモリアオガエルが産卵する小さな池がある。
そのそばの木が倒れたことで、生き物たちがどうなる・どうするか、
スタッフのみなさんが注目しているのだそうだ。



 

『トチ婆さん』

 

 

 

午前中、その洞に陽が差し込む様子を見ることができるそうだ。
今度 機会があったら見てみよう。

 

トチの花と・・・

 

小さな小さなトチの葉。

 

こ、これは・・・

まだ“プロペラ”がついているテツカエデの芽じゃないですか!


初めて見たので ドキドキ。

 

『ブナ爺さん』、さらに崩れていた。



その根元に。

 

ブナ林広場に到着。

 

残雪とブナの黄緑が素敵。

 

そして・・・ここで2度目の朗読。
絵本をこよなく愛する気持ちが伝わってくる優しい声が ブナの林に響いた。

 

かすかな風の音や 鳥のさえずりの中での 朗読。

 

初めて聴かせていただいて、新鮮な気持ちだった。


Cさんは ザックの中に何冊かの本を持って来てくださっていて・・・
この会を始めることにしたきっかけなどを 言葉を選びながらお話して下さった。

 

 

やってみたいこと・想いがあって
それを実際に行動に移してみるって すてきなことだなぁ・・・
と思った。


最近、そういうふうに「想いを行動に移してみた」かたと よくお会いする。
自分もそうしてみたいと 心の奥で思っているのかな。

 

ここで折り返して 戻っていく。

 

登りの時に行かなかった湧水ポイントへ。

 

ユラユラと水が湧き出ておりました。





 

小さなサンカヨウの葉、みっけ。

 

 

 

 

 

下りは、石跳川沿いに下りずに、夏道を歩いて行く。

 

 





 

 

 

陽の光を浴びて、

 

目に入るものが みんな イキイキして見える。



 

 

朝日連峰の展望ポイントまで来ると、
大朝日岳や中岳が見えた。

 

うぎゃぎゃ! 今年初。




12:30頃 ネイチャーセンター前に戻った。


声をかけて下さったCさんはじめ、
ご一緒させていただいたみなさん、ありがとうございました。

ゆっくり林の中を歩きながら・・・
いろいろなものを眺め・・・
風の音や鳥の声の中で 朗読を聴く・・・
とても静かでゆったりした心地よい時間を過ごさせていただきました。