稜線に上がり、山頂方面へ歩いて行く。
ピークは過ぎたものの、ウスユキソウが まだ あちらこちらに咲いていて
嬉しくなった。
ウメバチソウ、
そのつくりには、何度も何度も見入ってしまう。
恐竜の背中がチラッと見えているような石。
木道に上がって少し歩いたところで 振り返ってみる。
風衝地には風衝地でも大丈夫な植物が
ちゃ~んと生えるんだなぁ・・・
なんて眺めていると、
前方を またガスが流れていた。
石と一緒に休んでいるようなアオノツガザクラ。
ウサギギク、
小さな花が たくさん集まっているんだなぁ。
ポツンと咲いていたニッコウキスゲ。
もうすぐ山頂だ。
・・・というところまで来て、
また足が止まってしまった。
ガスがドンドン流れていく様子・景色に惹かれ、
ボ~ッと眺めていたくて。
遅くまで雪渓が残っていた辺り。
石と石の間にアオノツガザクラの花が咲いている。
今日の私は、ガスの流れる月山を眺めに来たんだな。
あの道を、いつか歩く機会があるだろうか。
いつか歩けるといいな、と思う道があるのは
とてもうれしいことだ。
年々そう思う道が増えていってるな。
石を登って行く?アオノツガザクラ。
花の付き方が可愛い。
おやまぁ、コバイケイソウの小さな花。
ウサギギクのツボミたち。
登山道わきの石の上で昼食休憩中の親子に挨拶し、
三角点があるところへ。
北側に続いている尾根が見えるのを期待していたけれど、
ガスが流れていて見えず残念。
登山道に戻って 神社のそばを歩いて行くと・・・
おや? そこにいるのは・・・
カミキリムシじゃないか~。
青と緑のピカピカ! 体長は3cmくらいある。 脚も青っぽいね~。
『ミドリカミキリムシ』・『アオカミキリムシ』がいるようだけど、
『アオカミキリムシ』のようだ。
会えてうれしいよ。
山頂の東側斜面には、コバイケイソウも咲いていた。
神社のそばに毎年たくさん咲くミヤマキンポウゲ。
まだあった、♥みたいな地衣類。
山頂小屋の方はガスが流れていて白いけど、
行ってみよう。
お、南西側、ガスの切れ間に少し青空が見えるぞ。
今は 姥沢コースの方は見えないけれど、
もしかしたら この後 見える瞬間があるかもしれないから、
山頂台地から下る辺りまでいってみよう。
山頂小屋、今年は泊まる機会があるかなぁ・・・。
山小屋に泊まっての夕方~夜、そして朝の時間は、
本当に幸せな時間だなぁと思う。
昨年 山頂小屋に泊まった時のことを思い出しつつ・・・
小屋の前を過ぎて その向こうへ歩いて行く。
・・・⑤へ続く・・・