しばらく マツの廊下?のような道を歩く。
マツの枝の間から、とんがった『一ノ塔』が見えている。
まだまだ先だな。(;^ω^)
こんな感じのマツの樹皮、何だかいいな。
幹なのか根なのか・・・その姿に圧倒される。
ヤセ尾根に安定して立つために こんなふうになったんだろうな。
急な斜面に張る根の様子にも目を引かれる。
「根の階段、登らせていただきます」
という気持ちになる道。
眺望の開けたところでは、やっぱり朝日連峰主稜線の方を眺める。
大朝日岳、ズーム。
あの山頂から、こっちの方を何度も眺めたんだよな~。
「いつか祝瓶山にも登ってみたいな~」と思いながら。
こりゃまた、スゴイところだ。
土が流れたのか、根がこんなふうに伸びた?のか。
根を絡ませ合って 互いに支え合っているみたいなマツ。
汗をかきながら登り、ふっと立ち止まって見上げたブナに癒される。
ブナの迫力もスゴイ。
緑の葉の中に
ちょこちょこ赤い葉も。
足の置き場を確かめながら急坂を登るのが続くので、
ふとした時に遠くの景色を眺めると、一瞬心がふわっとなる感じ。
うわ~いいな・・・なんてしばし眺めた後で、
ちょっとだけペースを上げる。
その繰り返し。
ま、いつものことか。
急坂を汗だくになって登ってきて・・・
ここからダダダ・・・っと一旦下って登り返しになる。
山並みの奥に朝日連峰が見える・・・
その景色に感激して、何度でも眺めてしまう。
大朝日岳、ズーム。
少しずつガスが湧いてきてるので、この後 隠れちゃうかもな・・・。
いつもと反対側から見る西朝日岳、カッコいい~。
まだ1度しか歩いたことの無いあの稜線、
また歩く機会があるといいなぁ・・・。
鞍部まで下って・・・
登り返し。
どこに足を置こうか 目がウロウロしてしまったり・・・
ニョロニョロと動き出しそうな根にドキッとしたりしながら・・・
一歩一歩 登って行く。
片側が崩れているところもあるので注意しながら。
やっぱり大朝日岳にガスがかかってきたか~・・・。
山頂に着いた頃、朝日連峰の主稜線は見えるかな~。
まだまだ続く急登。
力強いブナの木々に励まされながら
登っていく。
休憩の時には 主稜線の方を眺める。
少~し風が吹いているのが嬉しかった。
以東岳は、あの奥の方にちょっと見えているところなのか、
それとここからは見えないのか・・・。
地衣類やコケがいっぱい。
片側が切れ落ちた道を登っていったところに 枯れてしまったような木。
そこにチョコンと小さな葉。
だいぶ標高が上がってきたかな?・・・という頃、
笹の間を登るところも出てきて・・・
枝の間から見える青空が増えた。
ここを登ると ちょっと視界が開けそうな気配。
わぁ! 向こうに見えているのが『一ノ塔』か?
・・・④へ続く・・・