さぁ、山頂が近づいてきたよ~。
と 思ってすぐに、私の目は・・・
迫力の岩壁に。
その向こうには、大朝日岳まで続く登山道のある尾根。
あの尾根道を歩いて祝瓶山荘から祝瓶山を周回しても歩けるようだ。
その道も歩いて見たいけど、機会がある時に。
山頂にいる人の姿が見えるようになった。
ズーム。
こっちを見てるみたい。
私たちが あんなふうに こちらを見下ろして眺めるのも もうすぐだな。
うわ・・・
あの尾根道も けっこうアップダウンがあるね~。
私が歩く機会は やって来るのかどうか。
山頂の一つ手前のピークに、
大朝日岳へと続く尾根道との分岐あり。
よっしゃ~! 山頂は目の前だ~!
と 思いながら、
突然 タムシバの赤い実が目に入って立ち止まったりして。
「さぁ、あと一息 がんばろう!」というように登って行くガイドⅯさんの赤いザックが見えているとき、
私は 手前のピークからの下りの途中にいた。
鞍部から登り返し始めて間もなくのところで
下ってきた人を見てビックリ。
先日 鳥海山の笙ヶ岳でお会いした『やまんごー』さんではないか。
「前に 大朝日岳の方から縦走したので、
今回は 祝瓶山荘からの周回です」
・・・さすがです。
途中の分岐から右側に入って 赤鼻尾根を下っていくそうだ。
さっきすれ違ったばかりの やまんごーさんが サクサク下っていくのが見えた。
ついに山頂の手前まで来た!というところで、
岩をおおうようにビッシリ生えたガンコウランにビックリ!
登ってきた方を振り返ってみる。
急なところを登りきると、
オヤマリンドウが迎えてくれた。
11:52 祝瓶山山頂に到着。
そのうち登ってみたいと思っていたい山に登ってくることができて嬉しい。
あれ? 標柱の上に何かいるぞ?と思って見てみたら・・・
なんとクワガタ!
アゲハチョウも ヒラヒラ飛んだり その辺にとまったりしていた。
(正面から見ると ちょっとコワい・・・(;^ω^))
やまんごーさんは、この道から登ってきたんだな。
向こうには 木地山ダムが見えている。
右奥に木地山ダム。
左下に小さく祝瓶山荘も見えている。
大朝日岳へと続く稜線。
残念ながら 朝日連峰の主稜線の上の方はガスに隠れてしまってる。
奥に見える御影森山のとんがり。
こんなふうに景色を眺めていると、
汗だくになって登ってきた急登大変さを忘れてしまうから不思議だ。
登ってきた方。
晴れていたら飯豊連峰が見える方。
360度、ぐるりと景色を眺めることができた。
緩やかな風に吹かれながら 昼食休憩。
それぞれ 眺めたい景色の方へ向いて。
休憩している間に、
トンボがいっぱいになった。
12:48 下山開始の声がかかった。
ぐるっと360度の景色を眺めることができた祝瓶山山頂をあとにする。
・・・⑥へ続く・・・