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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/11/21 初冬の蔵王へ③…熊野岳避難小屋~馬の背~刈田岳

 

熊野岳山頂には 後から行くことにし、
まずは 御釜を見下ろせる方を回って馬の背へ歩いていこう。

 

熊野岳の東側は、
雪が吹きとばされて 地面が薄っすら見えていた。

 

馬の背の向こうには 青のグラデーションの山並み。
奥に吾妻連峰

 

北蔵王縦走路への分岐。
そこから ぐるんと回って方向を変えていく。

 

さっきそばを歩いてきた避難小屋の方を見る。
小さな石の一つ一つに『エビのしっぽ』が付いた辺りは、
霜柱で盛り上がった地面を歩いている感じ。

 

棒の東側にも エビのしっぽが付いている。
強い東風が吹いていた時もあったようだ。

 

御釜、見えた~。

 

金属の棒、ロープ、草、石・・・
そこら中のものに エビのしっぽが付いていた。

 

南西の方へ。
歩きやすそうに見えるけれど、
『モナカ雪』のような状態で一歩一歩が数センチ沈むので、
歩きづらい上に けっこう体力を奪われた。(強い西風も吹いていたし)

 

左に飯豊連峰、右に朝日連峰を見て・・・

 

南へと方向を変える。
吹雪やガスで辺りが真っ白な時は、この標柱が頼りになるんだなぁ。

 



 

西風が吹き抜ける馬の背は、予報通り強風だった。


でも、まだ普通に?歩ける程度だったので、
風速は数m/sくらいだったのだろうか。

 

途中、御釜を見下ろして眺めて。

 

馬の背には トレース無し。
刈田岳付近にも そこまで続く道にも 人影は無し。

冷たい風が吹く中をたった一人歩いているのは、
寂しい感じもするけれど
同時に自由も感じる。

 

こんなふうに独りで歩いていると、
自分が どこか別の時間とか場所を歩いているような不思議な感覚になる。

そういう感覚が、また好きなんだけど。

 

 

 

 

美しい・・・。

 

ここまで来れば、刈田岳は もうすぐ。

 

 

 

神社を見上げ、階段を上っていく。

 

階段にも エビのしっぽ。


おかげで? 滑ることなく登って行くことができた。

 

13:12 刈田岳に到着。

 

 

 

南蔵王の方を眺める。

「いつか 向こうにも行ってみたい」と何度もここから眺めていた南蔵王に、
今年は 登って行くことができて嬉しかったなぁ・・・。


細く続いている登山道を目で辿ってみた。

 

神社の方へ行ってみる。

 

風のあまり当たらないところで 昼食休憩にしようかな。

 

刈田岳山頂からの御釜

 

凍り付いている神社。
石垣と建物の間から冷たい西風が吹き抜けている。

 

階段の下に入って行ったウサギの足跡。
(覗いてみたけど、この時は いなかった。)

 


風が少し弱く感じられるところで 軽く昼食。

 

体が冷えてしまわないうちに 戻ることにする。

 

景色を眺めながらのんびり、というわけにはいかなかったけど、
やっぱり刈田岳まで来てよかったな。



                      ・・・④へ続く・・・