15日に 南陽市の十分一山でのパラグライダー体験の後
ロープウェイの山麓駅まで行ったら・・・
残念ながら 13~17日まで機材調整のため運休だった。(;^ω^)
この日は、全国的に晴れ予報で 月山道路の状況も問題ナシ。
蔵王の上の方は風がやや強めの予報だったけど、
ロープウェイは風速15m/s以下なら運行のようだったので・・・
とりあえずロープウェイで山頂駅まで上がり、
あとは 様子を見ながら行けるところまで行ってみればいいじゃないか、
ということで、初冬の蔵王へ。
ロープウェイの営業は8時半から。
朝一番に乗ろうとすれば 6時半には出発するところだけど、
家から見た月山は上の方が雲に覆われていたし、
朝ライブカメラを見たら 御釜付近がガスに覆われていたので、
ゆっくり8時頃に出発。
灰色の雲をバックにした湯ノ沢岳は、上の方に少し雪があるみたい。
月山IC付近を過ぎると、青空が広がってきた。
湯殿山・姥ヶ岳・月山は まだ上の方に雲がかかっていたけれど、
これからスッキリ見えるかも!と期待しながら向かった。
10時過ぎ、蔵王ロープウェイ山麓駅の駐車場に到着。
紅葉のピークを過ぎた平日で 車は少なかった。
準備して山麓駅の方へ行き、気象状況を見る。
・・・熊野岳まで行けそうだぞ。
・・・風の状況次第だけど、刈田岳まで行けたらいいな。
と思いながら、券売機でチケットを購入し、乗り場へ。
「次の出発は10:45になりますので、もう少々お待ちくださ~い」
とのことで、
白くなった山頂駅付近や地蔵山を眺めてワクワクしながら待った。
10:45 山麓駅を出発。
落葉した木々、イイ感じだなぁ・・・
とか、
下を流れている小沢、いつも気になって見下ろしてるよね~・・・
とか、
向こうの横倉の壁は白くなってるな・・・
とか、あちらこちら眺める。
後方、遠くには 朝日連峰も月山も見えている。
こんなふうにスッキリ綺麗に見えて嬉しいなぁ・・・。
左側に目を移すと、飯豊連峰も。
青空をバックに山々が見えて良かった~。
樹氷高原駅に近づいてくると、木々に霧氷がついていた。
私以外は県外(高知、大阪)の方々で、霧氷に感嘆の声があがった。
私は、毎年見ていても感激する。
樹氷高原駅に到着。
外に出て つ~んと冷たい空気に触れながら眺める霧氷は、朝陽にキラキラ輝いていた。
林の近くを歩いている人たちの姿もあった。
私も、下るの途中で ここで林の中を少し散策してもいいなぁ・・・。
山頂駅へ上がるロープウェイへ乗るため、ちょっと歩く。
その途中、いつも眺めて撮るブナ林。
ん? この矢印、ペットボトルのキャップだぞ。
その先にある停止線と『STOP』の文字も。
思いついた人もスゴイし、
黒いシートの穴にキャップがピッタリなのも スゴイ。
山頂駅へのロープウェイに乗った。
見下ろすと、ウサギ・トレースがあった。
スキーのリフトの点検作業をしている方たちの姿も見えた。
斜面は、上に行くにつれて白くなっている。
11:07 山頂駅に到着。
表示されている気温は -3・9℃。
ここからは雪山。
山頂駅の中でウェアを重ねてから外へ出た。
うひょ~!
霧氷だらけだぁ~!
木々の枝にも・・・
足元の草にも。
そして・・・
標柱には 立派な『エビのしっぽ』。
すぐに地蔵山の方へ向かう。
地蔵山への道の積雪は15cmくらい。
先行者の足跡があり、ありがたく使わせていただく。
賑やかな声でおしゃべりしながら下ってきた人たちは、中国語を話していた。
「こんにちは」とあいさつした時の 楽しそうな笑顔が印象的だった。
さらに登って行くと、また上の方から話し声が聞こえた。
そして・・・
「BLUEさん!」
という声が。
BUNさんじゃないですか!
もしかしたら お会いするかなと思っていましたよ!
BUNさんは 地蔵山まで登った後 南陽市に移動して 赤湯温泉に宿泊。
明日は 十分一山から雲海を眺め、斜平山に登るそうだ。
・・・さすがです。
BUNさんと話していらした方(地蔵山へのトレースを付けて下さった方)は、
なんと佐世保からいらした方だそうで・・・びっくり。
長崎・高知・大阪・・・中国・・・
この日ここまでお会いした方たちは、他県・外国からの人たちだった。
こんな天気の日に登れるなんて、ワクワクでしかない。
霧氷の木々の向こうに朝日連峰。
左後方を見れば、上の方が白くなった雁戸山。
( BUNさんによると、早い時間には もっと白かったそうだ。)
写真を撮りながらゆっくりのぼるというBUNさんに挨拶し、地蔵山へ。
登り切った先には、青と白の景色があった。
そして・・・一気に西風が強くなった。
11:27 地蔵山山頂で 遠くの山々を眺める。
月山、右奥に小さく鳥海山。
左に飯豊連峰、右に朝日連峰。
パノラマで撮ればよかったのに撮らずに欠けてしまった朝日連峰と・・・
月山・鳥海山。
地蔵山から熊野岳を眺める。
足元にはウサギの足跡。
ここで折り返しては もったいない。
やっぱり熊野岳の方へ行こう!
・・・と決めたものの、
『エビのしっぽ』や風紋に目を奪われ、
なかなか進まなくなってしまった。
標柱の周りの『エビのしっぽ』。
風がぶつかったり巻いたりしたことが 『エビのしっぽ』の伸びている方向から分かる。
振りかえると、
地蔵山山頂付近にいるBUNさんの姿が見えた。
標柱についた『エビのしっぽ』、
鳥の羽根のように見えた。
ここから下っていく。
振りかえって見る。
11:49 ワサ小屋跡の分岐まで下ってくると、
熊野岳が雪の壁のように見えた。
エビのしっぽだらけの姥様。
予報通り、冷たく強い西風が吹き抜ける。
でも、歩くには問題ない程度。
このまま登って行くよ。
・・・②へ続く・・・