野鳥観察小屋の次に向かうのは、
『トチノザウルス』と『湯殿山遥拝所』。
手前にある看板のところで、Ⅿさんの説明をお聞きする。
『トチノザウルス』。
トチノザウルスの脚の下をくぐって『胎内くぐり』をし、
生まれ変わって・・・
そのまま何歩か進んだところから湯殿山遥拝。
この時期は木々が生い茂って見えないけれど、
ここから見た周海沼の向こうに湯殿山があるとのこと。
そして・・・
トチノザウルスの背中に乗ってみる。
子どもの頃の木登りみたいで楽しいよね~。
トチノザウルスの近くに生えてるトチバニンジンを眺め・・・
遊歩道に戻っていく。
クマにガジガジやられた標柱を見てから、
沢沿いの道を元玄海の方へと下っていく。
実ができ始めてるズダヤクシュ。
また登場、ギンリョウソウ。
でも・・・あれっ?
なんか、ベージュ色のものが付いてる。雄しべ?
ギンリョウソウの雌しべとか雄しべとか種とか・・・ほとんど知らない。
検索してみたら・・・
雌しべを囲むようにあるベージュ色の部分が雄しべ。
マルハナバチ(他にも来るのかなぁ)が受粉し、
受粉後は 真ん中の雌しべが黒っぽくなって あの目玉おやじ?みたいな姿になる。
そして、
モリチャバネゴキブリが果肉を食べて種を散布する・・・
と あった。
・・・そうなのかぁ・・・。
でも、それより驚いたのは、
ギンリョウソウが『ツツジ科』だということだった。
「向こうに見える樹皮が剥がされた木は『キハダ』だよ。」
『キハダ』の名前を聞くたびに、
子どもの頃、祖母が一升瓶に『キハダ酒』をつくっていたことを思い出す。
鮮やかな黄色の樹皮とともに。
沢の水音を聞きながら、苔生した倒木のそばを下っていく。
「その辺に何本かある木も『キハダ』だよ」
・・・う~ん・・・木は なかなか覚えられないなぁ。
沢の中の石に 緑のコケがビッシリ。
「獅子ヶ鼻湿原の方のコケとは違うんですよね?」
と質問した方がいて、
拡大して見たら・・・
あの、小さな花がいっぱい咲いているようなコケだった。
ぐるっと回って 元玄海まで戻ってきた。
ミズナラ広場近くの分岐まで来たところで・・・
分岐から右へ入り、石跳川の方へ下っていく。
急な斜面をジグザグに下っていく。
湯殿山碑。
さらに少し下って 石跳川沿いの道に合流。
左に曲がって ネイチャーセンターの方へ。
石跳川沿いにも木々が生い茂っている・・・。
川沿いに下りてⅯさんが見つけた このカワイイのは・・・
『ハコネサンショウウオ』だそうだ。
何となく目にとまった。
イタドリの葉が開く前?
緑の葉の間に、赤い新葉。
昼近くになって下ってきたのは、山菜採りの人たち。
ネイチャーセンターの手前に、山菜採りの人たちの車がたくさんあったな。
石が並べられた道を歩いていく。
石跳川沿いにのサワグルミの大木が見えてくると、
間もなく玄海広場。
この辺のアジサイ、もうすぐ咲きそう。
トラノオみたいな花が咲くのかな。
サワグルミの木には、
オトシブミが作った“揺りかご“がいっぱい。
ネイチャーセンターの前に戻ったところで、ガイドウォーク終了。
ガイドのⅯさん、ご一緒したみなさん、
ありがとうございました!
玄海広場を流れる小沢では、子どもたちが楽しそうに遊んでいた。
長靴が水を汲む道具になっていたりして・・・
様子を眺めていて 気持ちがホッコリした。
見上げた空を、雲がドンドン流れていた。
午後も山歩きしたい気分だったけれど、
この日は帰ることに。
志津温泉辺りでは、斜面にアジサイがたくさん咲いていた。