ワサ小屋跡から 熊野岳の方へ。
強い西風が吹き抜けるところ。
山頂駅付近の風速は4m/sだったけれど、
この辺りでは 数mはあったのではないだろうか。
その分、『エビのしっぽ』が見事だ。
風が吹いてくる方に目を向けると、
奥に飯豊連峰が見えた。
登山道を熊野岳避難小屋の方へ歩いて行く。
標柱や石に付いた『エビのしっぽ』が
アワアワ・モコモコに見える。
下界は晩秋という感じなので、
ロープウェイに乗って上がったところに こんな景色が広がっていることは
想像できないんだよね。
振り返った奥に見える朝日連峰も月山も、
上の方は こんな雪と風の景色が広がっているんだなぁ・・・。
雪と風がつくった景色の素晴らしさに、
あちらこちらで立ち止まって眺める。
こんなところを歩けるなんて、幸せだぁ~。
こ~んな『エビのしっぽ』があったり・・・
てろろ~ん・・・と していたり・・・。
北蔵王の山々の連なり。
もっと遠くに、もしかしたら神室連峰かな・・・というところが見えた。
エビのしっぽに見入ったり・・・
斜面の模様を眺めたり。
雪の国の階段。
この辺も 風が強く、
斜面には こんな模様が。
「毎年この時期に来てるんだけど、今年は雪が多いね~」
「熊野岳山頂の避難小屋は使えないからね!」
・・・熊野岳まで行って来たという方たちが 声をかけて下さった。
こんなに視界良好で素晴らしい景色の日なのに、熊野岳までということは・・・
『馬の背』は かなり強風なのだろうか。
強風は覚悟で来てみたんだし、
まずは行ってみるしかない。
右手の斜面をふと見上げると、滑らかでテロテロ。
一瞬、ワシャワシャと登っていきたい衝動に駆られたけれど、止めておいた。
また一人、下ってきた。
「御釜を見て戻ってきました~」
むむむ・・・
よほど冷たい西風が吹いているのか?
12:28 斜面を登り切った。
西側を見ると、冷たい西風がビュービュー顔に体に吹きつけてきた。
吾妻連峰が見えた。
南側に目を向けると、
刈田岳、奥に後烏帽子岳や屏風岳が見えていた。
予報通り西風が強いけれど、よろめくほどではない。
遠くの山々がキレイに見える日なんて なかなか無いので、
やっぱり刈田岳まで行きたい!
・・・③へ続く・・・