雪渓のトラバースの状況は どうだろうか・・・
と思いつつも、とにかく行ってみることにした。
歩けなかったら戻ることにして。
登山道に少しかかる程度になった最初の雪渓は、問題なし。
ザ~と水の流れる方に目を向けると、
小さな滝が流れていた。
ここも大丈夫。
心配していた雪渓。
大丈夫そうなので、先行者の跡をたどって行くことにした。
足元の雪渓の下をザーザー雪解け水が流れている箇所にドキドキしたり・・・
転んだりして左手斜面に滑っていかないように・・・と思いながら歩いたり。
雪渓を渡り終えたところで、振り返ってパチリ。
再び木道に出て・・・
鳥海湖に、来た~! \(^o^)/
辺りを見回すと、
雪渓がとけたところから 植物たちの芽が勢いよく顔を出していた。
反対側の斜面には、イワイチョウの葉がいっぱい。
鳥海湖に映る山頂は また次の機会に。
青空をフワフワ流れていく雲。
雪渓の上を動いていく その雲の影。
ずうっと眺めていても飽きない景色。
木道に上がり、今度は長坂道の方へ。
その木道のそばを 雪解け水が心地よい音を立てながら流れ・・・
イワイチョウや チングルマ、ヒナザクラなどが
午後の日を浴びながら元気に咲いていた。
その先にある・・・
長坂道に上がる斜面の雪渓が、この日 一番ドキドキする雪渓だった。
転んだら、鍋森との鞍部まで 10m以上 滑り落ちていくからね。(;^ω^)
この雪渓も、先行者の跡をたどらせていただきながら、
一歩一歩 慎重に登った。
ゆっくり慎重に登って 木道に上がったところで、
毎度 撮っている笙ヶ岳の東斜面をパチリ。
雪渓の白と、雪渓がとけたばかりの枯草の茶色と、新芽の緑と。
う~ん・・・ここに来たからこそ眺めることができた景色だ~。( ´艸`)
長坂道に合流hし、振り返ってパチリ。
長坂道に入り T字分岐の方へ。
ハクサンイチゲやチングルマは終盤だったけど、
ハクサンチドリや ミヤマキンバイなどが 咲いていた。
ヨツバシオガマのつぼみが あちらこちらに。
長坂道T字分岐のそばのベンチで、ちょっとおやつタイム。
朝は「今日は 御浜までかな~」なんて思っていたけど、
七高山まで行くことができたし、鳥海湖のそばを歩くこともできて 良かったな~
と思いながら景色を眺めた。
長坂T字分岐から 河原宿の方へ。
夏道を歩いたり 雪渓を歩いたりしながら 下っていく。
河原宿の方まで来ると、チングルマが 元気に咲いていた。
河原宿から また雪渓に上がり、賽の河原の方へ。
御浜から下ってくる人たちの姿が見えてきた。
さて、どこから雪渓を下りようか。
朝 御浜に向かう時に、この雪渓を賽の河原の方へ下ってきた人がいて、
けっこう ずうっと下って行ったのを見ていた。
どの辺から下りられるかな・・・
と チラチラ見ながら 雪渓を下った。
賽の河原の標示がある辺りが、下に見える。
ここは下りられない。(;^ω^)
もう少し下ったところで
雪渓から夏道への斜度が緩やかになったところがあったので
そこから下りた。
もう一つ 雪渓を歩いて・・・
ここから先は ずっと夏道。
ふと稲倉岳の方を見ると、
尾根の向こう、稲倉岳の南側にガスが見えた。
ということは、奈曽渓谷にガスが流れ込んでるってこと。
展望台に着いた時 奈曽渓谷にガスがあったら、ブロッケンが見える可能性あり!
そこからは急ぎ足で下った。
木の間から山頂が見えるところで ちょっと立ち止まってパチリ。
そして 再び急ぎ足で展望台を目指して下っていくと・・・
ガ~ン・・・ガスは 無くなっていた・・・。(;^ω^)
残念・・・。
展望台から一緒になったご夫婦と 下りながらお話。
村上市からいらしたとおっしゃるので
新保岳に2・3度 登ったことがあることや 初めて登った時のことを話したら・・・
なんと、
その初めて新保岳に登った時 たまたま登山口駐車場に同じくらいに着いて、
ご一緒させていただいたご夫婦だった! ( ゚Д゚)
(5年前、たった1度 ご一緒させていただいただけなのに、
よく覚えていてくださいました!<(_ _)> )
御浜か笙ヶ岳までかな・・・と思いながら向かった鳥海山。
七高山まで行って鳥海湖のそばを歩いてくることができたし・・・
七高山付近で 知人・先輩方と お会いすることができたし・・・
なんと 5年前に新保岳にご一緒した村上市のご夫婦とお会いできたし・・・
充実した山歩きになった。
鳥海山、ありがとう! \(^o^)/