では、賽の河原から御浜の方へ。
夏の終わりには枯れてしまう沢も、
この時は雪解け水がザーザー流れてる。
北側を見ると、小さな池塘に青空と白い雲が映っていた。
河原宿の方から雪渓を下ってくる人たち。
私も 笙ヶ岳からの戻りは あっちを下ってくる。
石の階段を少し登ったところで、
賽の河原を振り返って眺める。
ここのイワオトギリ、もうすぐ咲きそう。
ゴゼンタチバナ、石の間に咲いているのも可愛いな。
ここも、前回(6月中旬)は雪渓を歩いたんだったな。
ゴロゴロした大きな石を見て、
昨年7月中旬に母と笙ヶ岳まで行き、帰りにこの辺りで何度も休憩しながら下ったことを思い出した。
この辺りのチングルマは まだこれから。
道がなだらかになると、
道のそばには コバイケイソウや・・・
アカモノなども咲いていた。
うわ~・・・。
御浜が近づいてきたら、ニッコウキスゲも。
ここのツボミは、明日には開きそう。
御浜に到着。
稲倉岳は、まだガスの中。
さて、小屋の向こう側に行くと、どんな様子だろうか?
おっ!
おおっ!
ガスはあるけれど、真っ白というほどじゃないぞ。
ガスの切れ間には 陽も差しているし・・・。
よし、長坂道を笙ヶ岳へと歩いていこう。
見下ろした斜面には、
もうすぐ咲きそうなニッコウキスゲのツボミがいっぱい。
登山道のわきには、咲いてるニッコウキスゲがいっぱい。
日曜日なので、グループ・団体で来ている人たちも多い。
寒河江から来たという団体の方々は、37名で来て、
大平~笙ヶ岳~御浜~鉾立というコースであるくのだそう。
少し歩いてから御浜の方を振り返ると、
登山者で大賑わいの様子だった。
雲間から差し込む陽が当たると、
ニッコウキスゲのオレンジ色が さらに鮮やかになるのだった。
向こうから来た人たち、お一人は SONEみたいに頭にタオルを巻いてるなぁ・・・思っていると、
近くなって見たらSONEさんご本人だった!
笙ヶ岳ではガス優勢で なかなか眺望を得られなかったけれど、
当たり年のニッコウキスゲの大群落を見ることができて良かった!
と笑顔でおっしゃっていた。
そして・・・
「写真展、観にきてね~!」
とも。( ´艸`)
う~ん・・・確かに 笙ヶ岳まで行っても景色は眺められそうにないなぁ。(;^ω^)
でも・・・
「ガスが流れる中のニッコウキスゲを眺めながら歩く」
というのも、それはそれで楽しそうだから・・・
やっぱり 予定通り?笙ヶ岳まで行こう。
ほお~・・・長坂道T字分岐まで「緑の中のオレンジ色」の景色が続いてる。
ニッコウキスゲばかりじゃなく、
その間に コバイケイソウやヨツバシオガマ、タカネアオヤギソウなども咲いている。
来て良かったなぁ・・・。
長坂道T字分岐の方へ歩いていると、
岩峰の方から蛍光ピンクのTシャツを着て歩いてくる人の姿が。
オレンジ色の中に 蛍光ピンクのTシャツ、そして・・・
あ、あの特徴的な帽子は!
と思っていたら、やっぱりTKくんだった。
TKくん、この日は単独。
駐車場が空き始めるだろうと思った昼頃に来て、
大平の駐車スペースの空いたところに停めて登ってきたのだそう。
「残念ながら 笙ヶ岳一峰はガスガスでした~。
ここから もう下りま~す」
そう言ったTKくんに、
「私が笙ヶ岳一峰に着いた頃にガスが晴れる予定なんだ。」
と言ってはみたものの、心の中では それはキビシイだろうなぁと思っていた。(;^ω^)
TKくん、またね。
長坂道T字分岐から岩峰の方へ登り、もう一度 振り返って見た。
スゴイところを歩いてきたんだなぁ・・・。
・・・③へ続く・・・