15:35 笙ヶ岳一峰を後にした。
戻るときも、花々を眺めながら歩いていると・・・
少し先で 何かが動いた気がして立ち止まった。
何の鳥だろう?
ガスが東から西へと流れる稜線を行く。
東側の斜面をガスが吹きあがってくる様子を
ちょっと立ち止まって眺めてみたりして。
7月下旬まで笙ヶ岳の東斜面の雪渓が大きく残っていた年もあったから、
今年は やっぱり雪解けが早いんだなぁ。
振り返って見る。
前方にチラッと見えた 岩峰に陽が当たる。
ガスがスゴイ速さで流れ、陽が差したり影になったり。
目の前の景色がどんどん変わる。
笙ヶ岳の向こうのガスが晴れてくるんじゃないかと、
歩きながら 何度も振り返って見た。
たまにガスの切れ間からチラッと見えた山頂。
この日は このくらい見えただけでもヨシ。
下向きに咲くアカモノの花を 下から撮ってみたら、
違う花のようだった。
ちょうど『花』と『心』に陽が当たった時にパチリ。
三峰から下る途中、岩峰との鞍部を眺める。
ハクサンイチゲの首飾りみたい。
これから行く方がガスで白くなっていると ちょっと心細いけれど・・・
行くよ。
6月下旬に雪渓で覆われていたところ。
枯草の間から次々に葉が顔を出している。
この辺りは 緑の草原に。
雪解けの後の こんな景色・雰囲気、大好きだなぁ。
河原宿の雪渓。
これから行く道の方へ ガスが流れている。
雪解け水が流れる道を、その音を聞きながら下っていく。
日本海が見えるところまで来ると、ガスの間に ちょうど飛島が見えた。
この後 またガスで見えなくなったので、
ちょっとだけでも見ることができてよかった。
『とよ』付近まで来て振り返って見る。
あらら、このまま晴れるのかな?
と思いながら下っていくと・・・
その少し後には、サ~ッとガスが流れてくる。
こんな天気の日なんだな。
今は枯草も多い『清水大神』の辺りが緑の草原になった頃、
また来ることができたらいい。
足元の花たちを眺めながら下り・・・
『みはらし台』まで来たとき、
見下ろした大平の方は、朝と同じようにガスが流れていた。
目印になる岩を確認?して さらに下り・・・
「しっとり落ち着いた雰囲気の道だけど、
曇り空の 他に人のいない時に 歩くのは心細いな・・・」
と思いながら下って・・・
17:05 下山。
登山口付近から南側を見たら、やっぱりガスがあった。
R345まで来てから見た鳥海山。
一日こんな感じでガスがかかっていたのかもしれない。
庄内町まで来た頃に ようやく、
笙ヶ岳や山頂が チラチラ見えるようになった。
天気予報を見て 晴れ予報の山に行くことが多いけれど、
晴れ以外の時の山を歩くのも好きなんだよなぁ・・・
と 思った日だった。