日曜日よりは土曜日の方が まだ良さそうだけど、
その土曜日も一日曇りの予報。
どこに行こうか なかなか決まらずにノロノロしていたけれど、
あまり上の方に行かずに ガスのブナ林を少し歩くのがいいかな・・・
と、湯ノ台付近に行ってみることにした。
外に出た山を眺めたあら 月山の方が天気は良さそうで
鳥海山は ガスで全く見えなかったけれど・・・
まずは行ってみることに。
晴れて入れば 向こう鳥海山が見えるんだけどな・・・。(;^ω^)
いや、見えなくても鳥海山はあそこにあるのだ。
路面に雪の無いR345を進み、
ようやく道路に雪が出てきたのは、八幡地区に入ってから。
さぁ、ここから左折して緩やかに登っていくと、
徐々に雪が増えていく。
クネクネ道を登るにつれて、雪が増えてきただけでなく・・・
ガス!
これだと、登山口付近がすでにガスに包まれているじゃないか!
・・・と、不安な気持ちが大きくなる。
開拓登山口の駐車スペースに行くと、車が1台も無い!
トレースの無いところを ガスの中 登っていくのは不安だな~と思い、
鳥海高原ラインの車止めの方へ行ってみた。
車は2台。
先行者がいるし、車道を登って行くならいいかな・・・と、
牧場から車道を歩いてみることにした。
奥の方に階段が作られていたので、そこから上がってみた。
・・・・・。
確かに先行者のスキーのトレースがあるけれど、
この状況の中を独りで歩いていっても ちょっとなぁ・・・。(;^ω^)
・・・ということで、
再び開拓登山口の方へ戻ってきた。
準備をして除雪の山に上がったところで スノーシューを装着。
10:00 スタート。
うっすら何とな~くトレースの跡が見える程度。
スノーシューを履いて 30~40cmの沈み込み。
しかも、やや重めの雪。
南高ヒュッテまで いったい どれくらいかかるだろうか?
ていうか、南高ヒュッテまで行けるんだろうか!?
とにかく行けるところまで行って、
ダメだったら戻ってこよう。
少し急な登りに入ると、膝上まで沈むようになった~。(;^ω^)
トレースの跡は うっすら見えたけれど、
雪が さらに積もって そこに枝がかぶさっていたりするところもあり、
この日の登りやすそうなところを見ながら登っていく。
なかなかペースは上がらず、
「少し登っては立ち止まって 辺りをキョロキョロ眺める」
を繰り返しながら、少しずつ少しずつ登っていく。
1週間前、天気の良い時に滝ノ小屋まで行った時には、
「この辺りに けっこう短い距離でピンクテープが付いているなぁと思ったのだけど、
なかなか進まないこの日は、このピンクテープに元気をもらいながら登っていく。
おや? 落とし物にピンクテープ?
落とし主が気づいてくれるといいですね。
自分のトレースを振り返って見たり・・・
樹皮についた地衣類やコケを眺めたり・・・
木々の向こうに見える景色を眺めたりしながら・・・
一歩一歩 登って行く。
無雪期なら30分ほどで着く南高ヒュッテが 遠く感じられる。
「うわ~・・・まだまだラッセルが続くよ~(;^ω^)」と思う一方で、
雪の中でイキイキして見える木々に元気をもらいながら、
とにかく一歩一歩進もうとする自分もいる。
ピッタリ寄り添って支え合ってる?
斜面が緩やかになってからも、重めの雪のラッセルが続く。
いくつもあるトレースの跡を見つつ、
この日歩きやすそうなところを進んでいき・・・
向こう側へ渡るポイントに来た。
いつもなら だいぶ手前から木々の向こうに見える南高ヒュッテ、
この日は なかなか見つけることができず、ここまで来て やっと見えた。
積雪が増え、見えにくくなっていた。
水場は雪の下。
夏道より手前から斜面を登って行き・・・
10:53 50分以上かかって南高ヒュッテに到着。(;^ω^)
上がってみた。
晴れていれば木々の奥に外輪山が見えるのだけど・・・
やっぱり見えない。
入り口付近にも雪が積もっていた。
まずは、バテバテになりつつも ここまで来ることができて良かったよ~。
さて、これから どうしようか?
・・・②へ続く・・・