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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/01/11 鳥海山山麓:開拓登山口~鳳来山①

 

週間予報を見ていると、11日だけ晴れて穏やかそうではないか!
この日を逃すと、いつ山に行くかわからない。
行けるのは昼過ぎからなので、歩ける時間は短いけれど、
少しでも雪山を歩きたいと思った。

朝 出勤する時、車に山歩きの道具も積んでおき、
勤務終了後、湯ノ台の方へと直行。


スカッとした青空に真っ白な雪をまとった鳥海山が映える。
その美しい景色をチラチラ見つつ向かった。

 

陽ざし雪が解けて乾燥した道路を走っていたけれど、
観音寺集落から湯ノ台への道路に入ると 日陰になる時間の多いところに雪が残り、
その両側の木々には雪が着いてキレイだった。




14:10頃 開拓登山口に到着。
       駐車スペースには車が3台
       そして、ちょうど下山してきた方たちが4名、車のそばにいた。
       
・・・駐車スペースの手前にはHさんの車。
   よし、今日は南高ヒュッテまで行って、
   久しぶりに Hさんとお話しながらコーヒーを飲んでくることにしよう。


隣りの車のところで後始末している方たちに状況をお聞きしたら、
朝は新雪ラッセルが大変だったけど、景色がきれいだったとのこと。
・・・今朝は、放射冷却でかなり冷え込んだから、
   木々の霧氷がキレイだったんだろうな・・・
と、昨年の2月11日のことを思い出しながら その景色を想像してみた。

そして、南高ヒュッテまで行って来たというその方たちに Hさんがいらしたかどうか尋ねると・・・
「Hさん、ほら、そこにいるよ!」
と言われ、びっくり。
サングラスをかけてて分からなかったけれど、下山して来た4名のうちのお一人がHさんだった。
「Hさん、お久しぶりです、BLUEです~」
少しHさんとお話。

Hさんは もちろん南高ヒュッテへ(修理・補修などして下さっている)。
3名の方も 南高ヒュッテまで行って来たという。

雪の状況を訊くと、
「雪は(いつものこの時期より)少ない」
「今日  鳳来山の方へ向かった人は2人いて、トレースはハッキリしている」
とのこと。

・・・あぁ、今日みたいな天気の日は、やっぱり朝スタートで登りたかったなぁ・・・
と思ったけれど、
まずは 少しでも雪山を歩けることに感謝しながら楽しんで歩こうと思った。

駐車スペースから数メートル下ったところにあるトレースがあり、
そこから雪に上がった。
ワカンとスノーシューの両方を持って来ていたけれど、
Hさんからスノーシューの方が良いだろうと言われ、スノーシューを装着。

14:17 スタート。

沢も そこにかかる丸太の橋も、雪に埋もれずに見えている。

 

 

登山道に沿ってトレースあり。

 

でも、ここを登って行きたい私。
・・・雪が少ないから、笹の葉や茎、その下の草が滑るよ~。
・・・登ったとしても、その先はきっとヤブだよ~。
と、頭の中で もう一人の冷静な?自分の声が聞こえる。

 

 

へっへっへっ・・・登ってきたぜ。( ´艸`)

しかし、案の定、先は・・・進むのが大変そうだった。(;^ω^)
昨年の今頃は、ここを真っ直ぐ歩いて行けたのになぁ・・・。

藪の中へと突っ込んで行く気持ちは無く、
みなさんのトレースの方に すぐに合流。

この辺りから登りになる。


というところで西側に目を向けると、

雪は少ないながら、いつもように滑らかな雪面があった。

 

久しぶりの雪山歩きがとても嬉しく、
トレースの無いところを登っていこうとしたけれど・・・
あたたかな陽ざしを受けた雪は 午後になってベタベタと重くなっていたし、
ほぼ2ヵ月半ぶり、しかも病み上がりの身体には 一歩一歩がキツく、
おとなしく・ありがたく トレースを使わせていただいて登ることにした。

 

キツイし・・・ヘンな息切れはするし・・・で 
こんなに体力が落ちてしまったのかとショックだったけれど、
それより やはり、こんな日に歩けていることが嬉しかった。

鳳来山まで行ってきたという単独の男性が下ってきた。
その方は スノーシューをザックにつけ、ツボ足だった。

・・・なるほど、このトレースの状態だったらツボ足でも大丈夫じゃん。
ということで、私も スノーシューを外して ツボ足で登ることにした。
一歩一歩がキツいと感じるこの日の身体では、スノーシューが重く感じられるのだった。



最初の ちょっと急なところを登りきると、
東にのびた尾根を登ってきたウサギのトレースがあった。
ここ、毎度ウサギのトレースがあるので、通り道になっているのかな。

 

やや左に方向を変えて登り、少し登ったところで また左に方向を変える。

 

もう一人、鳳来山まで行って来たという単独の男性が下ってきた。
「今日はサイコーでしたよ~!」





 

陽ざしで木についた雪がとけ、幹をつたって流れていく。




久しぶりに山歩きしていることがうれしくて、
あちらこちらをキョロキョロ眺めながら登る。




毎度 撮るブナの木々。

 

地衣類、濡れたところはハッキリしている。




この辺りまで来ると、
沢を挟んだ西側の尾根、木々の間に南高ヒュッテが見えてくる。


ヘビが巻き付いているような・・・。




 

雑木林の中に続くトレース。
沢を渡るポイントに近くなると、ダケカンバもある。
祓川の方のクネクネ・ダケカンバと違って、すうっと伸びたダケカンバ。

 

ふと右側を見ると、たくさんの縞模様。




今日登った人たちは どこを登っていったのかな・・・と斜面を見る。
夏道を登ったトレースもあるし、
水場の少し先から 急斜面を登ったトレースもあった。

 

沢を渡る前に北側にもう少し登って行った人もいる。

 

雪が少ないので、沢は埋まっていなかった。

 

夏道を登って南高ヒュッテの方へ続くトレースは、Hさんと3名のグループの方かな。

 

南高ヒュッテとは反対側へと登っていったトレースもある。
私は、この方のトレースを使わせていただこう。




急斜面を登り切ったところから、トレースは南高ヒュッテの方に向かっていた。


ここで14:56。さて、どうしようか。


誰もいない南高ヒュッテで のんびりコーヒータイムでもいいけれど、
せっかくなので、もう少し登ってみたいかな・・・。

ということで、
状況と時間と体調をみながら下り帰ることにして、
南高ヒュッテの方でなく 鳳来山に続く方へと歩き出した。

                          ・・・②へ続く・・・