あ~
また出発が遅くなってしまった・・・。
家を出たのは8時半頃。
スタートが遅くなると やっぱり心に余裕が足りなく
オモシロイものや素敵なものが あまり目に入らなくなってしまうんだよね・・・。
でも、とにかく雪の山を歩きたい。
この日も、向かったのは鳥海山山麓の湯ノ台方面。
前の週に牧場の方から歩いたので、この日は開拓登山口の方から。
標高800mくらいから上の樹林帯が 霧氷で帯状に白っぽくなっているのが
遠くからも見える。
あの霧氷の林の中を歩きたいなぁ・・・。
・・・17日に行った時に 空洞だらけだった月光坂は どうなっているだろうか。
もしも月光坂を登ることが出来たら・・・
そして その先の急坂も上ることが出来たら・・・
大黒台のブナ林を眺めながら 一本杉まで行きたいなぁ・・・。
う~ん・・・遠くからじゃ、月光坂を登れそうかどうかはわからない。
やっぱり そこまで行かないとわからないなぁ。
湯ノ台へと上がって行く道は、
この1週間で雪の量が増えている。
うお~~っ!
真っ白な外輪が美しい~!
今この瞬間、あの外輪を目指して登っている人たちがいるんだろうな・・・。
9:40頃 開拓登山口の駐車スペースに到着。
車は思ったより少なく 2台。
駐車スペースはがっちり除雪され、雪の山を越えずとも向こう側に行けるくらいになっていた。
車道を少し戻り、林道に入ったところでスノーシューを装着。
放射冷却で気温が下がり、
雪は重くない。
9:50 スタート。
すでに しっかりトレースができている。
前日からあったトレースかも。
沢は まだ埋まってないね。
トレースは もう少し先の方へ続いていたけれど、
私は いつものように ここから登った。
おぉ、
雪が少し増えて、モジャモジャ・ワシャワシャではなくなってる。
雪面にのびる木々の影を眺めながら歩き・・・
トレースに合流。
向こうの斜面に ウサギの足跡。
すぐそばにも。
ツルの西側も歩けるくらいに雪が積もったな。
きれいだなぁ・・・。
来てよかったなぁ・・・。
が、しかし・・・
息切れが激しい。
登り始めは どうしても体が慣れるまでキツく感じるのだけど・・・
それにしてもキツイ。
ということで、
トレースの無いところをあちらこちら歩きたいところだけど、
それは 下りにとっておくことにして・・・
まずは体力温存のために トレースを使わせていただくことにした。
月光坂とその先の急坂を登れたら登って・・・
来る時に遠くから見えた、
霧氷で白くなった 大黒台のブナ林をあるきたいもんね。
そのためにも
心と体を山になじませながら
ゆっくり登って行こう。
林の奥まで続いている縞々模様を眺めながら歩き・・・
傾いてるダケカンバの下を通って・・・
細い影・太い影・・・濃い影・薄い影・・・
いろんな影を眺めながら歩いていって・・・
水場のある沢の手前まで来たよ。
なるほど、先行者は、あそこを登っていってますね~。
沢は まだ埋まり切っていなくて、水音がチョロチョロ聞こえていた。
登りやすいとところは 状況に寄って変わる。
いつものところの少し奥で沢を渡って 斜面に上がり・・・
トレースは 左にカーブして南高ヒュッテの方へ。
私は・・・
そのまま急斜面を登って行こう。
南高ヒュッテには 下ってきてから寄ることにして。
屋根の雪が落ちて、2階の窓がだいぶ隠れてる。
これからどうなるかな~。
10:23 なんとなく いつも目印のようにしているマツの近くに上がった。
初めのうちは すごく息苦しかったけれど、
だんだん体がなれてきたみたい。
このまま鳳来山の方へ行こう。
・・・②へ続く・・・