よしっ。
時間と状況をみて 行けるところまで行って 折り返すことにしよう。
あちらこちらを歩いてみるものの・・・
雪が少ないので 傾く木々で歩きにくく、
結局 夏道を歩いたトレースに合流。
斜面を登って尾根に出ると、
西からの風雪でできた凹凸に木々の影がのびていた。
これも雪山歩きの楽しみの一つなんだよね~。
もっと雪が積もってれば 木々の間のあちらこちらを歩くところだけど、
尾根も まだ夏道に沿って歩くのが良さそうな状況。
木々の奥の真っ白な雪山をチラチラ眺める。
笙ヶ岳の方と 月山森に続く尾根かなぁ。
左奥に真っ白な外輪。右奥に鳳来山。その間に大黒台。
尾根の東側。
木々の間から遠くに見えているのは神室連峰かなぁ。
あそこからは ブナの大木が立ち並ぶ道になる。
このまま どんどん登って行きたくなるけれど、
残念ながら そうもいかない。
西に傾いてきた陽の位置を確かめるように時々西側を見ると、
海面が少しずつオレンジ色になっていく。
大きな雪庇ができる所に まだ雪庇は無し。
振り返って見る。
時計を見ると 15:15。
徐々に近づく鳳来山。進む時計の時刻。
・・・どうする?
雪の状況、自分の調子、鳳来山山頂までの時間、下山にかかる時間・・・
グルグルと頭の中で考える。
結果、鳳来山山頂を目指すことにした。
いや、たぶん、南高ヒュッテ近くに上がった時点で、
心の奥では鳳来山山頂まで行くことに決めてたんだろうな。(;^ω^)
ここから山頂までは、今日の私の調子でも30分くらいで着くだろう。
下山は1時間ちょっとくらいだろうか?
17時くらいに登山口に戻るとして・・・薄暗くなるころには下山できそうだし、
薄暗くなったらヘッドライトを点ければいい。
・・・ってことで、
一つ目の急斜面を登る。
登り切ったところで 振り返って見る。
キツイ時は、ちょっと立ち止まって見上げたり・・・
ブナの木々を眺めたり。
まだ小さい雪庇。
私には歩けないところをタッタカ走ったウサギの足跡。
ここまで来ると、遠くの景色が見える。
遠くに神室連峰。
ブナの大木を眺めたり・・・
木々の向こうの景色を眺めたりしながら・・・
登って行く。
山頂が近づいてきた。
ここで 15:30。
大丈夫。あと15~20分くらいで登って行ける!
・・・③へ続く・・・