鞍部から見上げる笙ヶ岳三峰は ガスガス・・・。
でも、
うっすら見えているから、まずは行ってみることにしよう。
登りながら見る笙ヶ岳三峰の北側斜面は、植物が顔を出し始めたばかりで・・・
ハクサンイチゲも まだツボミ。
少し残っている雪渓を歩き・・・
またすぐに夏道に。
雪が早くとけたところには ハクサンイチゲの花が。
東側斜面にも。
コバイケイソウの葉。
この辺のチングルマは ツボミ。
「ガスで遠くの景色は見えないし・・・
道はドロドロのところがあったし・・・。
でも、花はたくさん咲いてたよ。
気を付けて行ってきてね~」
と、すれ違った方々が声をかけて下さった。
・・・う~む・・・
この感じだと、あの辺とあの辺は もうドロドロかな・・・
などと思いながら登って行き、
笙ヶ岳三峰に到着。
ミヤマキンバイの花から元気をもらい、
二峰の方へ歩き出す。
晴れていれば、
向こうに庄内平野・・・日本海・・・と見えるんだけどな・・・。
と 残念に思いつつ
次の季節に咲く準備をしている植物を眺めながら歩いて行く。
稜線では、すでに花弁が落ちたハクサンイチゲも。
準備中のヨツバシオガマ。
雪渓を歩くところがあったけど、
ドロのついた靴で歩いて行った先行者の跡が見えるので大丈夫。
東から西へとガスが流れていく。
雲の間から青空が見えた時は 嬉しくなるけれど・・・
それも一瞬。
すぐにガス。
池塘に太陽が映る瞬間もあるんだけど・・・
またすぐにガス。
でも・・・
こんな中を歩くのも、これはこれでいいんだよね。
晴れていたら とても嬉しいけれど・・・
ガスが流れているのもいいし・・・
小雨もいい。
花がいっぱい咲いていたら とても嬉しいけれど・・・
雪が解けたばかりの様子もいいし・・・
枯れ草の間から植物たちが芽を出し始めた様子もいい。
な~んて思いながら歩いて行くと、
ガスの中に薄っすら笙ヶ岳一峰が見えてきた。
晴れていたら山頂の方が映る池塘に
ガスが映っている。
ハクサンイチゲの花がたくさん咲いているのを眺め
一峰へと登って行く。
シダの葉の上に乗っかっているのは、
散ったばかりのミネザクラの花弁。
ミヤマキンバイが迎えてくれている道を行くと・・・
笙ヶ岳一峰。
まずは三角点のある右側方へ。
14:33 笙ヶ岳一峰に到着。
毎度撮りたくなる木を撮ってから
いつも休憩する方へ行ってみたけれど・・・
わかっていたけど、ガスガス。
すぐには晴れそうにない。(;^ω^)
でも いつものように?
帰路 振り返り見ると
スッキリした鳥海山が見えるんだろうな・・・。
遅い昼食をとっていると、頭上に青空が!
昨年の夏のように、
目の前でガスがサ~ッと流れて庄内平野が見えないかな~と期待したけれど、
残念ながら ガスが晴れることはなかった・・・。
15時まで待ってガスが晴れなかったので、
この日は ここで下山することにした。
夕方には スッキリ晴れるんだよね~
きっと。
・・・④へ続く・・・