夕方になれば晴れるだろうと思いつつ、
残念ながら夕方までは待っていられないので・・・
１５：０１ 笙ヶ岳一峰を後にした。
来る時より ガスガスになってきた気がするな。(;^ω^)
遠くの景色が見えないぶん、
道の両側や
足元の植物を眺めながら 歩いて行く。
石の周りが すっかり植物におおわれている。
ここのイワイチョウが咲くのは もう少しだね。
口をとがらせてるように見えるアオノツガザクラ。
戻りの雪渓歩きも、
トレースが見えるから大丈夫。
三峰への登り。
笙ヶ岳三峰に戻ってきたけれど・・・
向こうは ガス！
ガスの中、三峰を下ってきた。
枯れ草の中から顔を出した植物を眺めながら。
おや？ 「頭隠して・・・」だね。
ちょっと葉を持ち上げてみた。
はい、失礼しました～。
ちょっと雪渓を下り、鞍部まで下ったら・・・
流れるガスの中に 鍋森が現れた。
もしかして、もう少し待っていると山頂の方が見えてきたりして？！・・・
と期待して 少しの間 待っていたけれど・・・
ガスは なかなか晴れてくれなかった。
植物たちが顔を出し始めた三峰の北側斜面を眺め、
池塘の方へ続く道に入って行く。
鞍部は、本当に雪が解けたばかり。
そこを雪解け水が流れていく音が聞こえていた。
陽があたって 辺りがボワンと明るくなった。
なぜかは分からないけれど、
この景色に この日の私は とても惹かれ、
しばらく立ち止まって 眺めていた。
こげ茶色から黄土色、少し緑が混ざった色へのグラデーション。
雪がとけたばかりの様子に なぜこんなに惹かれるのだろう・・・
と思いながら、池塘の方へ歩いていると、
さらに 辺りが明るくなり・・・
頭上が急に青空になり、白い月も見えた。
振り返ると、
ガスがモワモワと生き物のように動いていた。
池塘の方にも 少し青空が。
笙ヶ岳三峰の方を振り返ると、
ガスの上は きれいな青空。
離れたところから見る鳥海山の様子を想像してみた。
まだ残っている雪渓も、
あと何日か経てばとけて無くなるんだな・・・。
空を何度も見上げながら登って行くと・・・
道の反対側。
イワイチョウの葉がビッシリ出てきたところ。
雪がとけたばかりで こげ茶色のところ。
まだ雪渓がのこっているところ。
いろんなところを歩いて 河原宿の雪渓へ。
賽の河原付近を歩く人たちの姿が見えた。
長坂道付近から向こうは まだガスだけど、
上はきれいな青空だ・・・。
ガスが動き回る長坂道から
今度は 大平の方へ下って行く。
・・・⑤へ続く・・・
