・・・前日は雨。
・・・山は どんな状況かなぁ。
と思いながら 5時半頃に自宅を出発。
出発して間もなくのところで見た東の空には、
ヘンな雲がいっぱい浮かんでいた。
この日は、エコプロのツアーに参加して
秋田県湯沢市にある山伏岳に登る予定。
集合場所が新庄駅駐車場なので、
R47を通って行く。
山の木々間からキリが立ち上る様子をチラチラ眺めながら行き、
最上川沿いに出ると・・・
うわ! ( ゚Д゚)
濁流。かなりの増水。
スゴイ・・・。
新庄駅東口駐車場から エコプロ車に乗せていただき、
『川原毛地獄』の駐車場へ。
車を下りると、辺りには硫黄の匂いが。
さっそく駐車場の端へ行き、川の水音のする方を眺めてみた。
おお~湯気が出てるよぉ。
この水(湯?)は強酸性で、生き物がほとんど棲めないそうだ。
まずは あっちへ登って行くのかぁ・・・と見ると、
観光客が登って行くところだった。
実は、
昨年ガンチャンさんから 小安岳・高松岳・山伏岳の泥湯三山の縦走のお誘いをいただいたのだけど、
前日に捻挫してしまい、残念ながらお断りしたのだった。
その後、独りで行ってみようかと思ったこともあったけれど、
私が独りで歩くには かなり勇気が要る感じで・・・
「行こう」と思うところまでにはならずにいた。
今回は、エコプロのツアーに参加して、
泥湯三山の一つ、山伏岳に登ることにしたのだった。
準備ができたところで、案内板を見て この日の行程を確認。
・・・現在地から 赤い点線の道を歩いていき、
山伏岳登山口まで車道をちょっと歩いてから
山伏岳を往復して戻って来る。
下山後 ザックを置いて『川原毛大湯滝』を観に行く
だそうだ。
9:17 駐車場をスタート。
ガイドのSさん、参加者のみなさん、よろしくお願いします!
硫黄の匂いが立ち込める中に どんな植物が生えているんだろう・・・
と思いながら歩いていく。
アカモノの真っ赤な実がたくさん。
花もたくさん咲いたってことだよね?
神社がある。
堤防がある。
駐車場の方を振り返って見る。
『川原毛地蔵菩薩』が スッと立っている。
あ、子どもの頃、よく見ていたヤツだ。
細長い葉を上手に巻いた中には、クモの卵が入っているんじゃなかったかな?
『川原毛地獄』は、
青森の恐山、富山の立山と並んで、日本三大霊山の一つと言われているところだそう。
灰白色の山肌は、溶岩活動の跡だそうだ。
噴気が上がってる。
「硫黄は、何に使ったのかな~?」
と、前を歩いていたUさんが呟いた。
ここでは、1623年から1966年までの344年間に渡って
硫黄の採掘が行われていたそうだ。
採掘された硫黄は、
古くは火薬の原材料として用いられたようだ。
マッチ・花火の材料として用いられたり・・・
合成繊維・医薬品・農薬のなどの原材料となったり・・・。
また、
硫黄を燃やすことで出てくる二酸化炭素は、
ドライフルーツの生産や ワインの酸化防止剤にも 使われるそうだ。
お、これは・・・イオウゴケでは?
(「コケ」と付くけど 地衣類の仲間で・・・
温泉地や火山地帯など 硫黄分の多いところに分布する地衣類。)
黄緑色の葉の間にあるのは・・・
『ミヤマハナゴケ』では?
異世界に来たみたい。
車道に出た。
歩いてきた方を振り返って見下ろす。
周囲の山々とは全く違っていて、異様な感じ。(;^ω^)
山伏岳登山口まで 車道を少し歩く。
車道脇には、イオウゴケがいっぱい。
山伏岳登山口に到着。
どんな山歩きになるだろうか?
・・・②へ続く・・・