しばらく天気の良くない日が続いていたけれど、
ようやく梅雨が明け、週間予報に晴れマークが並ぶようになった。
この日は、申し込みしていたエコプロのツアーに参加。
・・・ネイチャーセンターから石跳川沿いに装束場まで登り、湯殿山コースに合流して姥ヶ岳へ。
下りは姥沢から大門海コースを通ってネイチャーセンターに戻る
というコース。
石跳川沿いの道や清身川付近を歩くのを楽しみにしていた。
予報では、天気はまだ少し不安定なところがあり、
雲が広がる時間帯もありそうだったけど・・・
朝 外に出てみると、青空が広がっていて、すでに陽ざしは暑いほどだった。
日中 気温が上がって暑くなることを覚悟しつつ・・・
6時頃に自宅を出発。
道路わきの田んぼでは、稲に着いた朝露が 朝陽にキラキラ光っていた。
自宅を出て少し行ったところから見る月山・姥ヶ岳・湯殿山は、
晴れてスッキリ見えていた。
梅雨明けして晴れの土曜日とあって、
R112では 海に向かうらしい車とつぎつぎにすれ違った。
月山第一トンネルを抜けた途端・・・
「あれっ?!」。
曇り空で、辺りにはガスが流れていたから。
・・・月山を越えると天気が違うということ、あるんだよね~。
R112から志津線へ左折して間もなくの辺りで、
オタカラコウの花が目に入った。
今シーズン初なので、車をちょっと下りてパチリ。
その近くにあった気になるツボミもパチリ。
(もしかして、これ・・・ウバユリ?!)
毎度のところでパチリ。
山の上の方はガス。
月山・姥ヶ岳・湯殿山も 上の方はガスがかかっていた。
姥沢に向かう車が どんどん上ってくる。
姥沢コースも羽黒側のコースも、きっとたくさんの人が歩くに違いない。
集合場所はネイチャーセンター。
受け付けをすませ、辺りをウロウロ・キョロキョロしていると、
酒田市の高校の山岳部の方たちが歩いて行った。
ネイチャーセンター前のカワクルミの木には、
すでに実がザランザラン・・・。
駐車場わきの大きなツボミは、ウバユリとのこと。
障子ヶ岳の登山口に向かう林道わきにも このツボミがたくさんあったなぁ。
でも、この大きなツボミと ウバユリの花がいくつも咲く様子がつながらなくていた。
もしかして・・・
R112から入って間もなくのところで見たのが、
このツボミの後の状態なのでは?
ガイドのIさんのお話をお聞きし、軽く準備運動をして・・・
8:21 ネイチャーセンター前をスタート。
ガイドのIさん、参加者のみなさん、よろしくお願いします!
玄海広場にも いろんな植物や生き物がみられるので、
スタートしたすぐから あちらこちらで立ち止まる。
まだいたよ、オタマジャクシ。
うわ、虫たちがいっぱい!
これは・・・『オニノヤガラ』だって。
初めて見たなぁ。
木々の葉が茂って濃くなった道を歩いて行く。
花から徐々に実になっていく様子がわかるね。
前日、志津周辺では雨が降ったそうで、
辺りは湿気を多く含んだ空気に包まれていた。
「今日も これからガスが上がってくるかもしれませんね~」
と ガイドのIさん。
ガイドウォークの時には、
右側の尾根から斜面を下ってきて ここに合流する。
無雪期にこの道を歩くのは初めて。
いつも以上に キョロキョロ。
キノコに粘菌・・・
コケ。
濡れた木道は、滑りやすいので気を付けて。
歩いてきた方を振り返りながら カワクルミ沼分岐の標柱をパチリ。
でも、カワクルミ沼の方への道は・・・
昨年の大雨の時に流されてしまった橋がまだ補修されておらず、
通ることができないのだそうだ。
「あんなに厚くて重そうな橋が流されちゃうんだね~」
と誰かが言うと、
「増水して 橋が浮いてしまうんじゃないかと思うんですよ」
と ガイドIさん。
分厚くて重い橋が流されてしまうのだから、
大雨の時の水の力はスゴイんだなぁ・・・。
この辺りは、道を水が流れていた。
そのそばの石には、水がしたたり落ちるコケ。
ヤグルマソウ、花が終わって小さな実が付いた様子が可愛い。
道のそばのあちらこちらに、ブナの大木あり。
立ち止まって見上げたりも。
時間とともに気温が上がってきて、
ジワジワと汗が出てくる。
そばを流れる石跳川の涼し気な水音が うれしい。
ツルアジサイの花が咲いてる。
3月に湯殿山に行って下る時、
この辺りの雪の上に ドライフラワー状態になったツルアジサイが落ちていたなぁ。
ピントを合わせられなかったけど、ザトウムシ。
小さなアップダウンを繰り返しながら 登って行く。
苔むした石の道。
そのそばに立つブナの大木。
「カワゲラか トビゲラかなぁ・・・」
という ガイドIさんの声が聞こえ、行ってみると・・・
水場のカップの中に・・・いた。
ここの分厚くて重い橋も大雨で流されたよう。
そばにかけられた橋を渡る。
少し行くと、また橋が。
湯殿山もそうだし、姥ヶ岳も水が豊富なんだなぁ・・・。
奥にチラッと見えた湯殿山の方は、
ガスが流れていた。
水が多く、しっとりした道。
いろんなコケが生えている。
こういうところでは緊張する。(;^ω^)
濡れた石をドキドキしながら渡り・・・
大きな石の上を歩いた後、渡り切る前には こんな橋を歩いた。
( ドキドキしてるわりには 写真を撮ってる)
「ここは『命の水』です」
水場の近く、木々の陰で一休み。
( ここまでも、何度か小休止しながら登ってきた。)
水場の先には、大きな橋あり。
私たちが休憩している間に、2つのグループが渡って行った。
この橋を渡って 少し歩いて行くと・・・
9:30 『春木戸』まで来た。
「 春一番に ここに木戸銭を払うための門がかけられたので『春木戸』っていうんです。」
と ガイドIさんが教えて下さった。
・・・②へ続く・・・