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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/08/02 後烏帽子岳・聖山平より①

 

この日は、エコプロのツアーで後烏帽子岳へ。
昨年のツアーで遠刈田温泉の方の登山口から登った時にオモシロかったので、
今回の聖山平登山口から登るツアーにも申し込み。


猛暑で しかも不安定な天気が続いていた中、この日も やや不安定な予報。
暑さと途中のパラパラ雨を覚悟しながら準備して当日を迎えた。

3時頃に起き、外を見ると、西の空に大きな満月。
そういえば この日は『スーパームーン』だった。

4時頃、自宅を出発。
大きくて ビカビカ輝く満月が西の空に傾いて行くのをたまに眺め・・・
東の空が 明るくなっていくのも チラチラ眺め・・・
空の色が変わっていく中を運転していくのは やっぱりいいなぁと思った。

 

月山第一トンネルを抜けると、辺りには朝霧が立ち込めていた。



西川・・・寒河江・・・と走りながら眺める蔵王方面も ずっと霞んでいたので、
烏帽子岳の辺りは どうだろう・・・
と思いながら、向かった。


蔵王エコーラインをジグザグに登っていく道のわきには、
華やかなヤマユリが あちらこちらで花を咲かせていた。

 


集合場所の 蔵王刈田リフト駐車場に着くと、
ガイドIさんはじめ、何人かの方が到着していた。

広い駐車場のそばには 立派なトイレあり。

西側を見ると、低いところに霧がかかり、その上もモヤッと霞んでいた。

エコプロ車で 聖山平登山口へ移動。
その途中、大黒天から見る蔵王は、いかにも火山という感じだった。
「こっちから登る道も なかなかいいのよ~。」
と、前の席にすわっているSさんが教えて下さった。

刈田峠を越えると、
意外にも爽やかな青空が広がっていて、そこに白い雲が流れていた。
そして
目指す後烏帽子岳も、そのスッキリした姿を見せてくれていた。


エコーラインの途中から 林道に入り、
少し下ったところにある駐車スペースで下りた。



ガイドIさんのお話をお聞きし、準備運動をして・・・
登山口へと歩いていく。
ガイドIさん、参加者のみなさん、よろしくお願いします!

 

林道わきには ヨツバヒヨドリの花がたくさん咲いていて、
アサギマダラがヒラヒラ・・・。
みなさん立ち止まって撮影会。



トンボもたくさん。

 

登山口のそばには 標柱あり。

 

7:57 聖山平登山口をスタート。

 

この日のコースは、
登山口から まずは下り。小さなアップダウンを繰り返しながら 大小6・7回渡渉。
そこから登って『ろうづめ平』で稜線の道に合流し、山頂へと登っていくようだ。

 

最初の沢は ほとんど涸れ沢。

 

 

沢を渡った後は 登る。



梯子もあった。

道が なだらかになると、
足元には マイヅルソウの葉がいっぱい。
実もなっていた。

そして視線を上げれば・・・

辺りにはアオモリトドマツの木々。




立ち止まって見上げる。

 

木々の間から見えた後烏帽子岳

 

ふとそばのダケカンバを見ると・・・
ボコッとしたコブの穴に ハクサンシャクナゲが。
そのそばには、小さな小さなマツも生えていた。

 

大きなヘビかと思ってしまうような姿。
根なのか 枝なのか・・・。

 

水音が聞こえて道が下りになると、
次の渡渉地点に来たんだな、と思う。




小さな沢。
この沢も、大きな沢に合流して大きな流れになって行くんだろうな。

 

 

 

 

 

 





 

次の渡渉地点。




渡った向こう側に、穴だらけのイタドリの葉。
「『イタドリハムシ』だね~」
と ご一緒するたびに いろんなことを教えてくださるI子さんが言った。

そういえば・・・
飛島で見た穴だらけのイタドリの葉も、同じ虫が食べたのかな。

 

タマガワホトトギス
1本の茎に、ツボミ、開いている途中の花、パッと開いた花、そして実。






小さな沢のところで 足元が見えやすいようにとガイドIさんが わきに寄せて下さったのは・・・
赤い実が ザラザラぶら下がったオオバタケシマランだった。

 

 

 

小さな沢を越えるとすぐに・・・

 

この日一番 渡渉の幅が広い澄川。
大きな石がゴロゴロしたところをガイドIさんが渡っていく様子を見ておく。

 

上流側。
水がキレイ。



下流側。

 

石に生えたコケにアカバナが生えていた。
花のほとんどが閉じていたけど、これから開くのかな?




あんなところに、ダイモンジソウも。
水音が響きわたる中、苔生した石に生えているのが素敵だな。

 

澄川を渡った向こう側の道のそばに サンカヨウ

そしてまた・・・

 

タマガワホトトギス


オモシロイつくりだなぁ・・・と眺めていると、
なんだか視線を感じた。

 

チラッ。


あなたでしたか。


急な登りに入る前に、一休み。
そこで、あちらこちらで目に入っていたオヤマボクチを眺めてみた。


うわ~ 曼荼羅模様みたいだなぁ。
細い糸のようなものがグルグルしてる。

( 検索したら、
  オヤマボクチ(雄山火口)は、いろんなものに利用されているようで、
  新潟県や長野県では 栽培も行われているそうだ。

  ・根は 漬物にするなどして食べられたり、
   氷餅の副材料として利用される。
  ・長野県飯山市の富倉そばでは、葉裏の繊維をつなぎに使っている。
  ・オヤマボクチの葉をヨモギの代わりに原料として用いることがある。
    新潟県の笹団子、山梨県のうらじろまんじゅう、東京都檜原村の草餅など

  オヤマボクチ(雄山火口)という名前は、
  火起こしの時の火口(ほくち)に用いられたことが語源らしい。 )
  
  

道は やや急な登りに。

 

                        ・・・②へ続く・・・