賽の河原の沢は、すっかり水が枯れていた。
ここを水が流れている時に、今年は歩かないでしまったなぁ。
昨年、絶妙なバランスで積まれていると思った石は、
雪で崩れたのか 別の積み上げ方になっていた。
まだ残っていたチングルマの花。
その中に★。
花火みたい。
フワフワしてきた。
そういえば、
この先の様子を 意識して見たことが無かったな。
いつもはスルーするのに、撮りたくなった植物。
今にも飛んでいきそうなチョウカイアザミの綿毛。
8:16 御浜。
花や稲倉岳を眺めながら小屋の方へ。
御浜小屋の管理人のTさんと少しお話してから・・・
鳥海湖が見える方へ。
水が 少なくなってる・・・。
雪渓が解けてしまった上に、猛暑続きだからなぁ・・・。
さて、
ここから笙ヶ岳に行こうか、
それとも もう少し上に行ってみようか・・・。
ほんとは、千畳ヶ原に下りて月山森まで行けたらいいなぁ・・・なんて思ってたけど、
残念ながら体調イマイチ。
おまけに気温が高いので・・・
千畳ヶ原に下りるのは止めた。
この辺で のんびり花や景色を眺めてるだけでもいいかな。
石がゴロゴロしてる景色を眺めててもいいしなぁ・・・。
・・・てことで、
大きな石の上に座って、しばらく景色を眺めることにした。
庄内平野、稲の花が咲いて色がやや黄色っぽく変わった。
あそこが酒田で・・・あそこが庄内町だから・・・
我が家のある辺りは あの辺りだな。
このまま ここでコーヒータイムにして、
下山してもいいかな。
・・・なんて思っていると、
「撮ってばかりで なかなかすすみませ~ん!」
と、南魚沼のAさんが登ってきた。
Aさんと 少し話をしているうちに 何だか元気が出てきたので、
もう少し登っていくことにした。
御田ヶ原から山頂の方を眺めてから折り返してこよう。
「わ~かわいい~!」
と言いながら あちらこちらで立ち止まって写真を撮っているAさん。
御田ヶ原からの景色に感嘆の声をあげていた。
「酒田出身なのに、今まで鳥海山に登ったことがなくて。
友達に紹介されて来てみたんですけど、
来て良かった~!」
嬉しそうなAさんの様子に、私まで嬉しくなった。
9:22 御田ヶ原分岐。
今まで良く見たことが無かった石標。
『 ふくらヨリ 七里 』
掘られた文字を見て 何だかホッコリした気持ちに。
「ふくらヨリ」とあるけれど、
吹浦のどこから何だろう?
・・・③へ続く・・・