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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'24/02/29 鳥海山山麓・開拓~東物見付近⑤

 

景色を眺めながら一息入れ、
鳳来山山頂を後にした。


ここから左側に下って家族旅行村へ下ってもいいな、
とも思ったけれど、
登ってきた右側の方へ。

 

午後3時を過ぎ、少しずつ西に傾いてきた陽が
日本海に薄いオレンジ色の光を落とし始めているのを眺め、
その先の急な下りに入っていく。

 

おや? 木の皮が剝がれているぞ。

 

動物がかじった跡?




雪が飛ばされて あちらこちら地面が見えている急斜面、
少し雪のある夏道を下って・・・

 

巻き道との分岐まで下ってきた。

 

その先、なだなだらかで強風吹き抜けるところを少し進む。





 

わりと新しい足跡あり。




これは・・・テン?
雪の波を越えて行ってる。

 

幹の西側は 灰色のツルツル。
東側が 地衣類ビッシリ。

 

広場のような所で、鳳来山山頂の方を振り返って見る。

 

そこから、波打っているところを下って・・・

 

雪の少ない急斜面を下った。

 

雲が広がる空に浮かぶ太陽は ボワンと気怠い感じに見えたけれど、
それと一緒にボワンとなってはいられない。

やっぱり下りの方が緊張するから。


ここからの急な斜面、
登りは雪が少なめのところを歩いたけれど、
下りは 雪があるところを行く、

 

急斜面を下り切り、
尾根道を緩やかに下って少し登り返す手前で 
ふと立ち止まって東側を見た。

 

・・・Hさんがおっしゃってた
  「家族旅行村の方から沢沿いに歩いてきて 急斜面を登って夏道の尾根に出るコース」
   って、もしかして この辺に上がるんじゃないかな?


右側に見えているのが P671で
左側が 鳳来山へ続く斜面だからね。

 

登り返したところで 振り返って見る。

 

初めて歩いたからこそ 印象的で記憶に残ることがあったり・・・

 

同じところを何度も何度も歩いて ようやく気付くことがあったり・・・。

 

今日 気づいたのは、
毎度眺めていた向こうの尾根が、積雪期に家族旅行村から登り下りするところだったということ。


実際に歩いてみるまでは 何となく眺めていて ちゃんと意識していなかったな。

山歩きをするようになって、
「そこにあるから見える」んじゃなくて
「自分が意識したものが見える」のだ
と、改めて思った。

 

自分が意識したものが目に映っている・・・
ということに改めて気づいてからは、

 

今の自分の目には何が映っているかな・・・と、
自分の意識が どこに向いているかを確かめてみたり・・・

 

そのことで、
自分の状態を確かめてみたり・・・。

 

 

 

さ、この斜面を下って行けば、南高ヒュッテが見えてくるよ。



 

今日は、南高ヒュッテに寄らずに下ろう。

 

登りのとき、ドキドキしながら やっと渡った小さな沢。
下りは 同じところでもドキドキせずに渡れた。




春の気配が漂ってますなぁ。

 

あれ? こんな木あったっけ?
今まで何度も通っているのに気づかなかったけど『合体の木』だ。

 

その上の方は『おんぶに抱っこの木』という感じ。

 

先行者のトレースは、朝 登ってきた尾根にではなく・・・

 

下りは 夏道の方にあった。


先行者が登ってきた尾根を下ってみようかと思ったけれど・・・
やっぱり夏道を下ろう。


地面が見えてきてるところは、
湧水がジワジワ染み出してるとか流れているとか・・・?

 

ここもかな?
春になるとミズバショウが咲くみたいだったけど、
その時期には ここを歩くことが無いからなぁ・・・。
今度 チラッと見に来てみようかな。(藪ヤブ?)

 

 

 

戻りは、もう一つ向こうから左へ入ろう。

と林道を歩きながら ふと左側を見下ろしたら、


朝は気づかなかったミズバショウが目に入った。

 

 

 

16:20 開拓登山口に到着。
      久しぶりのラッセルでヘンな疲労感があるな。(;^ω^)

 

帰路、振り返って見た鳥海山の方は、
天気が崩れる前の様子になっていた。