山頂にできた 巨大キノコかUFOみたいな雪庇を見上げつつ登り・・・
14:41 鳳来山山頂まで戻ってきた。
西側の景色を眺め・・・
東側の景色を眺める。
鳥海高原牧場からスタートして滝ノ小屋まで行った時は、
あの車道のカーブの辺りから こっちの鳳来山や月光坂の辺りを眺めたな。
横堂・月光坂の方を振り返る。
今年は、鳳来山から真っ白な外輪が見えるくらい雪が積もるだろうか・・・。
一息入れた後、鳳来山山頂からの下山開始。
ようやく歩けるくらいになった鳳来山山頂付近の雪庇だけど・・・
ドキドキするところにトレースがあるので、気を付けて歩いて行く。
( 夏道の方は 歩きづらい状態になっていた。)
15時近くなり、少しずつ陽が西に傾いてきて、
海がオレンジ色に染まり始めたのが見える。
急斜面をゆっくり下り、緩やかな所をどんどん下ってきて振り返ると、
霧氷で白くなっている鳳来山山頂付近が見えた。
もう一つ 急な斜面を下り・・・
風が吹き抜ける尾根を歩いて行く。
冷たい風が 相変わらず吹き抜けていて、
登りの時に凍っていたブナの幹の氷は、まだ融けていなかった。
小さなピークに上がったところで 振り返って見る。
右奥の鳳来山も その左奥の大黒台の台地も、どんどん遠くなっていく。
小さなピークを越え・・・
波打つ雪の上を歩いていく。
尾根からやや左側に斜面を下っていくようになると、
間もなく南高ヒュッテだ。
13:14 南高ヒュッテまで来た。
残念ながら煙突から煙は出ておらず、
小屋には誰もいなかったけれど・・・
少し前まで 人がいた様子があった。
南高ヒュッテで ゆっくり休むのは また次の機会にして、今日は下ろう・・・
と、ヒュッテの前から下り始めた時、
沢の向こうの方から 小さくクマ鈴の音が聞こえた。
・・・Hさんだ!
完全には埋まり切っていない沢を渡り、
斜面を登り返し・・・
下っていくと・・・
Hさんが下っていく姿が見えた。
「Hさん、新年会におじゃまさせていただいて ありがとうございました~!」
そこからは、Hさんとお話しながらの下山。
開拓登山口が近くなった頃には、
雲がうっすらオレンジ色に染まり始めていた。
15:55 開拓登山口に到着。
帰路、振り返ると、
上の方がガスに隠れた鳥海山が 夕日に染まっていた。
登れるかどうかと思っていた月光坂を登ることができただけでなく、
霧氷のブナ林の中を歩いて 滝ノ小屋まで行くことができて 嬉しい日だった。
が、しかし・・・
次の機会には、
早起きして 早出して、早くスタートして、
滝ノ小屋よりさらに上に登ってみたいなぁと思った。