この先ますます風が冷たく強くなっていくのは分かっているけれど、
そこでの景色を見てみたい気持ちの方が大きい。
やっぱり鳳来山山頂まで行ってみよう。
今にも木になだれかかりそうな雪庇。
凍り付いてしまっているようなブナ。
スタートした時には想像していなかった景色。
晴れていれば右奥に鳳来山の山頂手前が見えるところだけど・・・
ガスで見えない。
これは・・・霧氷の付き始めかな?
こんな状況を「天気が悪い」というのかもしれないけれど、
私には とても美しく感じられ、
吸い込まれるように 先へ先へと歩いて行く。
山を歩いていると、
時々そんな感覚になる。
2つ目の急斜面に来た。
半分雪に埋もれてしまった『←横堂』の案内プレートを見て、
根が板状になったブナを見て、
夏道辺りを登っていく。
この斜面を登り切る手前辺りが 深くて登りにくかったりするので
夏道を上がっていく。
登り切った先は、白く霞んでいた。
下から見えなかったもんなぁ。
晴れていれば遠くまで見渡せるところに上がったけれど、
この日は ガスで見えず。
さぁ、山頂はもうすぐ。
また一回り大きくなった小山?を越えていく。
山頂が見えた。
さらに東側に大きくせり出した雪庇を歩いていく。
11:35 鳳来山山頂に到着。
雪庇が また一段と大きくなってた~。
奥の方には 霧氷のブナ。
西側の景色は・・・ガスで見えず。
ここまで来たので、
横堂~月光坂の雪庇を見てこよう。
鳳来山山頂の先は ガスと吹雪で霞んでいた。
大きな波のうねり。
白く霞んだ景色の美しさにワクワクしながら歩いて行くと・・・
横堂~月光坂の雪庇が見えた!
前回より高くなった横堂の雪庇の迫力に驚き・・・
ガスに霞んではっきり見えない月光坂の雪庇のあやしげな雰囲気?にドキドキ。
月光坂の手前まで歩いて行ってみた。
そこから振り返って見た横堂付近の雪庇。
何とも言えない景色・雰囲気。
眺めていて 不思議な気持ちになった。
しばらく眺めていたい感じがしたけれど、戻ることにする。
月光坂を振り返って見る。
あんなところに立っていたのか!・・・とドキドキしたり、
美しい曲線に見入ったり。
西側の 白く霞む林も いい感じ。
見上げた鳳来山山頂の雪庇。
すごいな~。
11:47 鳳来山山頂に戻ってきた。
・・・④へ続く・・・