この辺りの木々には 先週のような霧氷はついていない。
でも その代わりに・・・
とろとろり~んな雪が。
あちらこちらに とろとろり~ん・・・。
尾根に上がると、
木々の間を 冷たい西風が吹いてきた。
そして・・・
西風が吹き付ける尾根の木々には、
この日はついていないと思っていた小さな霧氷がついているのだった。
夏道より東側に歩いて行くと・・・
こんな出会いが。
もっと雪が積もったら、埋もれてしまいそう。
鳳来山の方は ガスの中。
冷たい風も吹いているみたい。
鳳来山まで行くかどうかは、
歩いて行ってみてから決めよう。
青空をバックにした真っ白な霧氷の木々の景色にも感激したけど
こんな景色も これはこれでいいなぁ・・・。
灰色の空をバックに 銀色に光っているような霧氷の木々。
何故かわからないけれど、
この日の私にとっては 先へ先へと歩いて行きたくなる景色だった。
この前より積雪が少し増え、
西風でできた雪の波のうねりも 少し大きくなっていた。
雪庇の東側にある木に あんなふうに雪がついているのだから
けっこう風雪が強い日があったのかもしれない・・・。
ここからは ブナの大木が多くなる。
ブナの細い枝の一本一本が 霧氷で銀色になっている。
その様子が美しくて、思わず感嘆の声をあげてしまった。
冷たい西風が吹く尾根を歩いて行く。
西風が吹き付ける方はツルツル、東側は地衣類がいっぱいの ブナの幹。
前回 雪庇が崩れてしまっていたところには
また新たな雪庇ができていた。
一つ目の急斜面に向かう辺りには、
うねる雪の波があった。
波の高さが一つ一つ違うし・・・
波の向こう側がガクンと下っていることもあるので・・・
意外に歩きにくい。
波の小さい西側を歩いて行く。
一つ目の急斜面を登り・・・
登り切ったところで雪庇を見上げると、
1週間前より大きくなっていた。
ここを歩くのは下る時にして 夏道の方を登っていく。
樹皮に細かい雪がついたブナは、凍っているように見えた。
西風を受けながら登っていく。
予想通りなのか、思ったよりもなのか・・・
風は冷たく、そして登るにつれて強くなってきた。
ここからさらに風は冷たく強くなるはず。
・・・どうする?
・・・③へ続く・・・