南高ヒュッテには寄らずに進もうと思ったけど・・・
ちょっとドアを開けて中をのぞいてみた。
中はスッキリきれいに掃除・整頓されていた。
・・・帰りに寄ろう・・・
そう思いながらドアを閉め、先へ歩き出した。
南高ヒュッテの先も雪は少なく、ツボ足で大丈夫。
『かくれ山分岐』。
昨年の末、この付近で 冬眠前のクマの唸り声を聞いたので、
また唸り声が聞こえたらどうしよう・・・とドキドキしていたのだけど、
この日は聞こえなかった。
尾根に上がると、
木々の奥に 少しずつ 笙ヶ岳や月山森の方が真っ白な姿で見えてくるので、テンションが上がるのだ。
掘れてる細い道。「先行者」も その道を歩いてた。
何だか可愛い声が聞こえるぞ?
と思い、立ち止まって声の主を探すと・・・いた、いた!
大木のブナもあれば、細くてウネウネなブナも。
この辺りには ブナの大木が並ぶ。
前に来た時には無かった倒木。
その上を歩いた先行者の足跡。( ´艸`)…残念ながら私は歩けないな。
右前方に、目指す鳳来山。
ヤドリギ。実は・・・みんな食べられちゃったのかな?
青空だと、木々たちがイキイキと枝をのばしているように感じられる。
木々の奥に見えているのは 月山森?
この辺りは 強い西風が吹き抜けるので、雪がとても少ない。
アラレの粒々の間に、ブナの殻がたくさん。
道が急になる辺りには、駆け下りてきたらしいウサギの足跡。テンも?
雪がやわらかめなところがあったり、凍っているところがあったり。
「先行者」は、ひたすら登山道を歩いている。
足元に何かいるぞ? と思ってよく見たら・・・クモ。
何の鳥さん?
西側の景色。
陽の当たる向こうの尾根。その奥には庄内平野、そして日本海。
海岸線には白波が見える。けっこう風があるのかも。
木々の間から見える真っ白なピークや尾根は、やっぱり気になる。
このなだらかなところを過ぎると、急な登りになるよ。
鳳来山への道と、その西側斜面を行く横堂への道の分岐。
西側斜面の道にはウサギの足跡。
私は、鳳来山へ。
雪があるところや凍っているところがあり、足の置き場を選びながら登っていく。
何がどうなると こんなふうになるのか?!
なだらかな道を少し進み・・・
サクラの木々の間を抜けると・・・
10:35 鳳来山山頂に到着。
白くウネウネして見える鳥海高原ライン。
歩いている人の姿は見えなかった。
内陸の方には雲海。
西側。
雪が少なかったので、写真を撮りながらのんびり歩いてきても まだ10時半過ぎ。
こりゃ、行けるところまで もう少し行ってみるしかないよね?
・・・②へ続く・・・