THANKS TO YOU !!!

のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆『わたしは樹だ』…松田素子:文   nakaban:絵



『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル』の表紙の絵に一目ぼれ。

その絵を描いたnakabanさんが絵を描いた絵本。

帯にある言葉は、
山を歩きながら いつも感じていること。



この絵本の主人公の『私』は、屋久島にいる樹。
「わたしの樹齢は、4000年か・・・5000年か・・・もう忘れてしまった」
という樹の「わたし」が、

すべてのものとつながり合い:支え合いながら
生きているということ・生きていくということについて
語っている。

「わたし」の言葉も素敵だけれど


nakabanさんの絵も とっても素敵!
樹をこんなふうに描けるなんて。


どのページの絵も
力強く・・・生き生きとしていて・・・
ぐいぐい引き込まれてしまう感じ。

もう 何度繰り返して眺めただろうか。

 

 

 

最後のページに書かれている言葉。

 

ホリスティック(Holistic)ということ

ギリシャ語に「ホロス(horos)という言葉があります。

その意味は「全体性」。それを語源として

「ホリスティック(Holistic)という言葉が生まれました。

全体、関連、つながり、バランスなど、

さまざまな意味を含む言葉です。

仲間の言葉に、whole(全体)、heal(癒す)、

health(健康)、holy(聖なる)などがあります。

・・・自然と人、人と人、個と集団、部分と全体、

そして、自分自身の中でさえも、

あらゆるものと、あらゆることがつながりあいながら、

いま、ここに、あるのです。

・・・「ホリスティック」について考えることは、

この世界の在り方や、自分自身を知ることである

と言ってもいいのかもしれません。

この、一本の樹のように・・・。