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のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/06/21 鳥海山・鉾立より③…七五三掛~千蛇谷~御室下

 

「私は外輪を登って七高山までを往復するよ」
と 先に七五三掛に着いて休憩中だった秋田の方が声をかけて下さった。

「私は・・・千蛇谷を登って行きます。
 新山はパスして七高山に行き、外輪を下ってきます。」


 「じゃ、七高山でね~」

 

私の方が 時間がかかるだろうから、
私が七高山に着いたころには、おそらく秋田の方は下り始めているだろう・・・。

 

七五三掛からの景色を眺めたあと、
私も先へと登り始めた。

 

木道の両側には、
ショウジョウバカマの花や コバイケイソウの葉が いっぱい。

 

サンカヨウも咲き始めていた。

 

このサンカヨウは・・・
下って来るころには、もう少し開いていそう。

 

ふと振り返ると、
ミネザクラの花も。

 

 

 

つい撮りたくなる石。



大きな石がゴロゴロ積み重なった急なところを登って行く。

 

 

 

 

以前の外輪山・千蛇谷分岐にあるベンチで休憩中だった方は、
「今日はここで景色を眺めて下ります」
とのこと。
・・・ここからの景色を眺めるのでも十分満足ですよね!

私は・・・
今日は 上まで登ってみたくなったんだ。

 

分岐から千蛇谷へと下って行く道が見えた。

1ヵ月前に来た時は外輪山を登ったから、
今年初めての千蛇谷だな。

 

 

外輪山・千蛇谷分岐。
ここから左へ。

 

『←千蛇谷入口』の案内板のすぐそばに・・・

 

咲いていたのは、ツガザクラだろうか。

 

ザラザラ・ガラガラして滑りやすい道を慎重に下り、
ベンチのある所まで下った。

今回登って行く千蛇谷の雪渓が 目の前に続いていた。
以前 6月の同じころに登った時、山頂近くまで雪が続いていたから、
今回も その辺りまで登って行けるのではないだろうか。

 

中島台の方を見下ろすと、
残雪のおかげで 溶岩流の跡がよくわかるようになっていた。
溶岩堤防も溶岩しわも わかる。

 

岩にビッシリ生えたイワウメを眺め・・・



ベンチのある展望ポイントから 千蛇谷の雪渓へと下って行く。

 

 

 

 

 

迫力の外輪山内壁を見上げ、

 

さらに下って行く。
ザラザラな急斜面につくられた道。
何度補修しても こんなふうに崩れてしまうのだろう。

 

千蛇谷の雪渓に下りた。
今回は、雪渓の歩き始めからアイゼンを装着。

 

少し登ったところで振り返って見ると、
展望の良いベンチのところに これから下って来る人たちのすがたが小さく見えた。

 

小さめ?の石が たくさん落ちている。
どうか 石にぶつかりませんように!

 

あちらこちら 夏道が出ていた。

 

 

何度も 外輪山の内壁を見上げた。

 


火山活動の跡は とても迫力がある。

 

たまに振り返るたびに、
分岐から斜面を下ってきた道が 遠くなっていく。

 

残雪の雪面の模様。

 

上の方から下ってくる人は、
その姿が どんどん大きくなり、あっという間にすれ違って下って行くのだった。

 

 

最近 雪がとけたばかりのところは枯れ草色。
少しずつ緑になって、次に来るときには植物におおわれているのだろう。

 

 



見上げた外輪に
千蛇谷を見下ろしている(写真をとっているのかも)人の姿が小さく見えた。

 

 

 

 

さらに登ってから振り返ると、
遠く日本海に飛島が見えるようになっていた。

 

それまでより少し傾斜がキツイところを登っていくと・・・

 

見上げた外輪の内壁の様子からも、

 

振り返った景色からも、

 


だいぶ上まで登ってきたということが分かる。

 

おお~
御室が見えたぞ。
その左奥には新山に続く岩場も。

以前、御室の右側の雪渓を登って 山頂の少し手前まで行ったのだけど、
ずいぶん 急に見える~。(;^ω^)
どうしよう?!

 

こちらをの雪渓を登るとすれば、
いったん雪の無い御室に上がり、
スノーブリッジから続く急斜面をトラバースして外輪の方へ行かなければならない。

 

あの急斜面のトラバースは怖いから避けたいな。(;^ω^)

 

・・・ってことで、
見上げるような急斜面に見えるけど、こっちを登って行くことにしよう。

そうすれば、
外輪へ上がるところまで アイゼンを装着したまま雪の上を歩いて行けるはず。

 

                        ・・・④へ続く・・・