THANKS TO YOU !!!

のんびり山などを歩きながら 目に入ったものをパチリパチリ。そんな写真による記録。

◆'23/11/03 三淵渓谷カヌーツアー①

 

三連休の初日に行こうと思ったのは、
山ではなく湖。

昨年の11月初めにエコプロツアーで熊野山に登ったとき、
下山後に寄った『野川まなび館』で『三淵渓谷ツアー』のポスターを見て興味を持った。
ガイドSさんに訊いたら 紅葉の時期に体験したことがあると言っていたので、
自分も体験してみたいなぁと思っていたのだった。

 

野川まなび館で主催しているのは、ゴムボートでのツアー。
私は のんびりカヌーを漕いでいくツアーに参加したいと思い、
前々から気になっていた『いいでカヌークラブ』のHPをチェック。

すると、
11月3日の受付が可能になっており、天気も快晴の予報。
夫を誘って申し込み!


集合は 野川まなび館に9時。
朝6時頃 自宅を出発。

自宅近くから見える月山、霞んでいる。

出発した頃は うっすら辺りが霞んでいる程度だったけれど・・・

 

月山第一トンネルをぬけたとたん、
辺りは真っ白に。

そのうちガスが晴れてくるだろうと思っていたけれど、
なかなか晴れない。
このまま何も見えない中でカヌーに乗ることになるんじゃないかと言う夫に、
『朝霧は晴れ』って言うよ、と言い続ける私。


8:40頃 野川まなび館に到着した時も 辺りは真っ白。

 

少し経つと 『いいでカヌークラブ』のスタッフの方々が到着。
もう一組の参加者の方々と共に、
スタッフの車の後に続いて 乗り場へ移動。

 

あとどのくらい経ったら霧が晴れてくるかなぁ・・・と思っていると、
上の方に青空が見え始め・・・

 

どんどん霧が薄くなっていった。

 

辺りは 紅葉!

 

奥に見えたのは・・・祝瓶山
こっちから見ると、シュッとした形なんだよね~。

 

乗り場の『合地沢湖面広場』に着き、駐車場の奥の方に車を停めた。
駐車場には、家族や仲間で来ている人たちの車が何台か停まっていて、
カヌーやSUPのボードをそれぞれ準備中だった。

車を降りてから『いいでカヌークラブ』スタッフの方々4名と参加者4名で挨拶。
スタッフのJUNJIさんからツアーの流れや注意事項などを説明していただき、準備運動。

乗り場では、野川まなび館主催のボートツアーのスタッフが準備中。
そこにカヌーも運ばれ、1艘ずつスタッフの方々が下ろしていった。

服装・履物などの確認があった際、
念のため、冷え性の私はレインウェアのズボンをお借りすることにした。
厚手で撥水性のあるパンツをはいてきていたけれど、思っていたより気温が低い感じだったので、冷え対策に。
もう一組の女性の方は、ひざ掛けを準備していた。さすが経験者。

私が「二人とも初心者」として申し込みしていたこともあり、
二人で一つのカヌーに乗ってくださいとのこと。

先に夫が後ろに乗り、
カヌーを少し水の方に出してから 私が前の方に乗って・・・

 

まずは後ろ向きで湖に出て・・・方向転換。

では、よろしくお願いしま~す!

スタッフの方々は2人ずつ乗って 前と後ろからサポートして下さっていた。

 

「名も無き滝がありますね~。
 ああいう名も無き滝が たくさん流れ込んでいるんですよ」
・・・
スタッフの一人、JUNJIさんがいろいろ説明して下さった。

紅葉の景色、うつくしい~。

水面に映る景色もきれいだ~。

 

パドルで漕ぐ感覚も 水音も 心地よい。

 

 

ひゃっほ~! 来て良かったよ~!

 

花崗岩の岩肌が見えているのも興味深く、
あちらこちらで パチリパチリ。

 

水面を眺めるのも飽きない・・・。



 

うわぁ・・・。

 

 

なるほど・・・。

真ん中?辺りを進むだけじゃなくて、
岩のそばを通って 岩壁を近くで見上げたり岩に触れてみたりしてもいいんだよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

『白糸の滝』だそうだ。

 

 

 

 

 


「木が倒れているところ、昨年の大雨による災害のあとです」
JUNJIさんが指さす方を見ると、
斜面を流れてきた土砂と倒木があった。

そうなのかぁ・・・。


この辺りには 浮いている木や落ち葉が多かった。

 

 

あそこにも小さな滝が見えるね。

 

あんなふうに、あちらこちらを水が流れているんだろうな。

 

 

 

おやおや? 
前方、少~し青白っぽい霧がかかっている感じだぞ。

不思議な雰囲気が漂う方へと 緩くカーブしていくと・・・
奥の方から沢が注ぎ込んでいるのが見えた。

JUNJIさんが『卯の花姫伝説』、「三淵に龍神が棲む」という言い伝えについて説明して下さった。

 

真っ直ぐな枯れ木が何本か立っているのが見える。

 

真っ直ぐな枯れ木は杉で、
以前ここに 卯の花姫の魂と龍神を鎮めるための神社が建っていたそうだ。

ところが、大雨による災害で流されてしまったため・・・

 

近くの斜面を上がったところに神社が移されたそう。
( 神社を移した時に使われたらしい足場の跡があった。)

 

神社があったというところから左側に曲がり、
三淵渓谷へと入っていく。

 

 

 

どのくらいの高さがあるのか、垂直に近い感じで岩壁が立っている。

 

両側に花崗岩の垂直な壁が立つ間を漕いでいく。

 

迫力の岩壁を見上げる。

 

 

 

岩壁の間の狭くて し~んと静か空間。
濡れた岩壁に青空が映り、奥に紅葉の山が見える・・・。

なるほど、カヌーを漕いできたからこそ体験することができた場所だ。

 

三淵渓谷をぬけると、また辺りが明るくなった。

 

水がキレイだ~! と言ったら、
「魚が見えるんですよ」
junjiさんが言った。

残念ながら この時は見えなかったけれど。


少し進んだところに、沢が注ぎ込んでいるところに着いた。

 

後から地図を見たら、
木地山ダムの方からつながってきている野川のようだった。
朝日連峰の方から流れてくる水が ここに注ぎ込んでいるのかぁ・・・。

ここで いったんカヌーを下りて上陸し、休憩。
スタッフの方から 温かいお茶をいただいた。
初めて飲む味、ほんのり甘い香りがするそのお茶は『コクワ』のお茶だそうだ。

 

                       ・・・②へ続く・・・