雪山を歩きたい気持ちがありながら、今の時点で体力に自信がなく、
どこに行こうか迷った末に この日行くことにしたのは 平田にある経ヶ蔵山。
経ヶ蔵山には、
今までは 早春の花が咲く4月上旬に行っていたので、
この時期は初めてかも。
この時期の経ヶ蔵山はどんな様子なのかなぁ・・・と思いながら向かった。
連日の黄砂飛来で、遠くから見ると経ヶ蔵山がどこにあるのか分かりづらかったけれど・・・
近づくにつれ、だんだんハッキリ見えるようになった。
十二滝側と円能寺側、どちらから登ろうか迷ったけれど、
円能寺側から登ることにした。
下の方では ヤマサクラが満開のよう。
駐車場には車は無し。
ちょっと心細いけれど、行くよ。
駐車場から 少し先にある登山口まで
経ヶ蔵川沿いに林道を歩いていく。
流れの中の石が苔生していて しっとりした雰囲気の経ヶ蔵川。
そのそばには、
シダやニリンソウの花が たくさんあった。
湿ったところで よく見るヤグルマソウも。
木々も芽吹き始めていた。
登山口までにも いろんなものが目に入って 何度も立ち止まり・・・
9:14 円能寺口をスタート。
ただでさえ 登り始めは いろんなものが次々に目に入ってくるのに、
新緑の木々の葉に陽の光があたって 辺りが み~んなキラキラしているので・・・
2・3歩進んでは すぐ立ち止まって 植物や景色を眺める・・・
の繰り返し。
こんな調子だと かなり時間がかかりそうだな・・・と思うけれど、
案内板のコースタイムは 山頂まで1時間20分だったので、
いつも以上にキョロキョロして何度も立ち止まりながら登っても
お昼ごろまでには着くだろう、
・・・ということで、そのまま のんびり登って行く。
それにしても・・・
辺りが み~んなキラキラ輝いて見えて、ホントにきれいだなぁ・・・。
朴の葉だ。
そういえば・・・自然博物園のガイドウォークの時、
「ホオノキって、1枚1枚の葉ガクみたいなのが付いてて守られてるんですよ」
って教えて下さったっけ。
三合目手前のベンチを過ぎると・・・
足元が 赤茶色の絨毯のようになっていた。
何の木の花だろう?
登山口をスタートしてからすぐ キバナイカリソウが咲いていたけれど・・・
この辺りから チゴユリも登場。
このスミレも あちらこちらで咲いてた。
四合目の看板のところで キュッと方向を変えて登って行くと・・・
足元に ツバキの花が。
そうそう、
四合目辺りには ツバキが両側に生えているんだったなぁ・・・。
おっ・・これは・・・
もうすぐ開きそうなカラマツソウでは?
登山口をスタートしてすぐから ユキザサがあったけれど、
残念ながら どれもツボミ。
あと何日か経ったら咲きそうだな・・・。
シナの大木の下をくぐった先には・・・
わ! ガジガジやられてる~。
そうそう、『猿渡りの蔵』だ。
標柱の向こうの斜面の岩が 上まで続いていて・・・
回り込んだ先で 階段を使って登るのだった。
( 階段のわきを登りたくなるけれど、独りなので何かあったら困るから止めておく)
階段を上ったところで振り返ると、遠くの景色まで見えた。
(霞んでいるのが ちょっと残念)
芽吹いて間もない木々の葉に いろんな色があって
素敵だ・・・。
ブナの大木が 増えてきた。
道の両側の斜面にも。
ここから少しの間、ヤセ尾根っぽいくなる。
『胎内くぐり』へは 立入禁止。
(やや斜度のある斜面の狭い道をトラバースしていったり・・・
その分 急なところを登り返したり・・・
ドキドキ・ワクワクな道だった気がする・・・。)
道は いったんなだらかになり・・・
また急な階段の道に。
キョロキョロしながら のんびり登って行くので
身体はキツくても 気持ちは大丈夫。
道がいったんなだらかになったところで ふと北側を見ると、
奥に鳥海山の外輪が見えた。(ピントを合わせられず残念・・・)
円能寺コースの登山道から 鳥海山が見えるポイントがあること、
初めて気づいたな。
ツクバネソウも、あと何日か経てば咲きそう。おしい。
あと少しで咲きそうな花が何種類もあると、またそのうち来たくなる。
『←展望台』の標柱が ガジガジやられていて、
(写真ではわからないけれど)その近くに 斜面の向こうへと続く踏み跡があった・・・。(;^ω^)
(お願いだから 今日は出てこないでね)
木々がのびて展望はきかなくなっているけれど・・・
ここが展望台だな。
この展望台の先、木の階段の手前の看板が・・・
やっぱりガジガジされてる・・・。
この階段を登っていって・・・
「振り向いたら黒いものが動いてた」・・・なんてことは無いだろうな。
黒いものが見えなくてよかった。(;^ω^)
(見えないところにいるってことだけど)
岩が現れたところで右側に入っていくと、確か・・・
そうそう、『座禅岩』という大きな岩の上に出るんだ。
うわ・・・向こうの斜面の色がキレイだなぁ・・・。
奥には 山頂付近に雪の残る胎蔵山も。
この日は 強めの風が吹いていて気持ちいい。
腰を下ろして しばし景色を眺め・・・
登山道に戻る。
ここから上には、けっこう大きな岩が あちらこちらにある。
そして・・・
マツの木も増える。
大きな岩の下に石仏が見えてきた。
その少し先には 経典がおさめられた経塚。
あと一登りで山頂、というところで風が強まった。
ちょっと視線を上げた時、
すぐそばで風に吹かれながら咲くヤマザクラが目に入った。
ヤマザクラをしばし眺め、再び歩き出すと
すぐ先に 山頂の東屋があった。
10:05 山頂に到着。
東屋に上がると・・・
鳥海山が見えた~。
西側には、霞んでいるけれど日本海も見えた。
南側。登ってきた道が下に見えている。
木の向こうに胎蔵山。
右奥には・・・霞んではっきりしなかったけれど湯ノ沢岳らしき山も見えた。
東側。
4月上旬に来ると、目の前にマンサクが咲いてるんだよね。
気温が高めの日だったけれど 東寄りの強めの風が吹いていたので、
急な登りでは暑さが和らいでありがたかったし、
山頂の東屋では 気持ちよい風に吹かれながら景色を眺めることができた。
・・・②へ続く・・・