七五三掛で 景色を眺めていると・・・
「やっと追いついた~」
という声が。
声がした方を見ると じゃらさんだった。
七高山まで行って折り返してきたとのこと。
・・・はやっ!
ベンチに座って軽く昼食をとる じゃらさんとお喋りし・・・
14:03 七五三掛から歩き出した。
七五三掛からは、じゃらさんとお話しながら歩いたので、
立ち止まる回数も写真を撮る回数も ぐっと少なくなくなった。
・・・桧ノ沢を登ってきた人が 八丁坂そばの沢地形のところを下っていったこと、
・・・積雪期に中島台から新山を目指した時のこと、
などなど、いろいろな話が飛び出してきた。
一番驚いたのは、
「もしかして、何年か前に庄内空港の周りを走ってませんでしたか?」
と訊かれたこと。
一度だけ 空港の緑地緩衝公園で じゃらさんとお会いして言葉を交わしたことがあったようで、
その時の私がトレラン用のザックを背負って手袋をして走っていた様子が妙に印象に残っていたらしい。
話しているうちに あの時の人ではないかと思ったようだけど・・・
よほど私の様子がヘンだったのだろう・・・。(;^ω^)
その時は お互い まだ歩きをしていなくて、
数年経って 山歩きを趣味とするもの同士として鳥海山でお会いすることになるなんて・・・
と驚いた。
時間を見て 鳥海湖のそばを回って行っても大丈夫だろうということで、
御田ヶ原分岐から 鳥ノ海分岐の方へ。
前回 水が涸れていたところ、
この日は雪解け水が流れていた。
14:29 鳥ノ海分岐から鳥海湖の方へ。
鳥海湖の水、増えてる~。
鳥海湖の水が涸れそうになった時も水があったところ。池塘?
「あそこが丸池様とつながっているんだって言ってた人がいましたよ」
山頂の方の景色を眺めるのも好きだし・・・
こういう抽象画のような様子を見るのも好きなので・・・
あっちを見たり こっちを見たり・・・。
この辺りも、毎度気になるところなんだよね~。
この溶岩流の跡は 毎度 撮ってしまう。
長坂道に合流。
14:47 長坂道T字分岐から河原宿の方へ。
それにしても・・・
半袖ってスゴイですね~。
池塘がある方を見上げる。
河原宿から 賽の河原の方へ入っていく。
この辺りも 雰囲気が好きなところ。
15:04 賽の河原に合流。
振り返って見る。
賽の河原から またサクサク・どんどん下っていく。
陽が少しずつ西に傾いていく。
日本海が見えるところまで来たら、海面に雲の影が映っているのが見えた。
ふと振り返ったら 後ろがガスで白くなっていてビックリ!
でもガスが流れてきたということは・・・見えるかも!
ほら! 出た~!
よ~く見ると、虹色の輪が二重になってるよ。
ガスが少し薄くなってきて、稲倉岳が見えてきそうな・・・。
「この先のロープがあるところでも見えるかも!」
どれどれ・・・
見えた~。
展望台からも 見ることができるかな?
まだガスは残ってるかな?
さっきよりガスが無くなってきてるけど、まだ見える。
今しがた下ってきた方には 奈曽渓谷からガスが流れていた。
展望台の北側なら 稲倉岳の方のガスにブロッケンが見えるかな?
と行くと・・・ギリ、見えてる感じ。
「ここから見えますよ~!」
という声に振り返ると・・・
じゃらさん、あの岩に上がってるじゃないか。
私も上がりたい~!
ドキドキしながら岩に上がって見ると・・・
ガスはだいぶ薄くなっていて、ブロッケンは何とかあることが分かる程度に。(;^ω^)
岩から下り、山頂の方に目を向けると、
さっきまでガスで見えなかったのが、
ガスとガスの間から見えていた。
「こういうのも、いいですね~。
でも、ガスが帯状にかかってるから、山頂がスッキリ見えるようになるのは難しそうですね~」
わからないよ~。
これからガスがとれるかもしれないよ~。
じゃらさんは ここで下山。
楽しいお話、ありがとうございました!
また 鳥海山でお会いするかもしれませんね。
15:51 まだ時間があるので、
コーヒーを飲みながら もう少し待ってみることにした。
昨年も、同じように登って下ってきた秋田の女性と二人、
コーヒーを飲みながら待ってたことを思い出した。
15:58 ほら、切れそうになかったガスの帯が切れたよ。
15:59 もう少しだ~。
16:03 やった~! 待っててよかった~!
山頂と 稲倉岳と 私の影。
山頂と 御浜。
だんだん光がオレンジ色っぽくなってきた。
コーヒーを飲みながら ガスが取れた山頂を眺め、
展望台を後にした。
16:11 無事に下山。
ありがとうございました。
車に戻る頃には、山頂の方は夕日に染まり始めていた。
充実感いっぱいで帰路についた。
夕方の光の中の飛島。
16:45 駒止のゲートを通過。