御田ヶ原分岐付近の 遅くまで雪渓が残っていたところには、
ハクサンイチゲが イキイキと花を咲かせていた。
石のすき間にアカモノ。
登りの時に気づかなかったものに下りで気づくこともある。（その逆もあり。）
午後４時になり、ガスが流れる御田ヶ原には 他に人の姿がない。
静かな中を花を眺めながら歩いていく。
こういう時間も好きだな。
あらまぁ、御浜の方が真っ白で見えないぞ。
と思っていたら、
１分も経たないうちに そのガスがきれて御浜小屋が見え・・・
その後 すぐまたガスが流れてきた。
ゆったり大きな風景の中を ガスがスゴイ速さで流れていく・・・
そんな山も 素敵。
御浜小屋の前からの稲倉岳は、ガスの向こう。
管理人のＴさんと 少しお話し、
コーラを購入。
ビールとかコーラとか、
普段は飲まないけど 山を歩いて たくさん汗をかいた後に飲みたくなるから不思議。
猛暑でバテた時、ビールを飲んで回復したこともあったな。(;^ω^)
Ｔさんに挨拶して 鉾立の方へ下り始めた。
鉾立を出たのは１６時半過ぎ。
１８時前には鉾立に下山できるだろう。
と思いながら石の道を下っていくと、
七高山の手前ですれ違ったお二人が、石に腰かけて休憩中だった。
お二人が楽しそうにお喋りしている様子に、
昨年 母と二人で笙ヶ岳まで行った時のことをまた思い出した。
笙ヶ岳に行った後に鳥海湖を眺めながら御浜まで行ったところまでは元気だった母。
御浜からの下りでは やはり脚に疲労がきて、
途中で 何度も石に腰かけて休憩しながら下ったのだった。
今年も 笙ヶ岳に行きたいなぁ・・・行けるかなぁ・・・
と言っているけれど、
今のところ 天気と都合が合わずにいる。
雪渓から流れてくる水の音が心地よい。
今度来る時には 水は流れていないかな・・・。
登る時には見なかったけど、
雪が解けて 用水路の石垣も見えるようになっていた。
賽の河原まで来て振り返ると、
さっきのお二人も休憩を終えて下り始めていた。
あらまぁ、そんなところに。( ´艸｀)
１７時を過ぎたけれど、暗くなる前には下山できるな。
・・・と思い、
あちらこちらで立ち止まって
花を眺めながら
のんびりと下っていく。
上から眺めることの多いツマトリソウ。
横から見てもカワイイ。( ´艸｀)
！！！ 稲倉岳の手前にガス ！！！
と見るやいなや、のんびり歩きから 急ぎ足に。
奈曽渓谷にガスが入ってきているし・・・
西に陽が傾いてきてるし・・・
見えるかな・・・
間に合うかな・・・
まずは、奈曽渓谷の手前で見てみよう！
どうだ？！
・・・・・・う～ん・・・・・
う、薄っすらと・・・ブロッケンが見える・・・(;^ω^)・・・。
薄っすらと・・・。
展望台からは どうだろうかと小走りで行ってみると・・・
残念ながら、
ガスが消えつつあり、陽も陰ってしまっていた。
ま、薄いけど見えたから良かったことにしよう。
と、スタート時には見えなかった山頂を眺め、
稲倉岳を眺め・・・
１７：４０ 無事に下山。
駐車場に来た時には、また向こうがガスで白くなっていた。
Ｒ３４５に入って間もなくのところからの鳥海山。
どこまで行って折り返そうかなぁ・・・と思いながらスタートしたけれど、
いつもよりバテ気味になりつつも 千蛇谷～御室～七高山～外輪山を歩いてくることができ、
ガスが流れる景色を眺めることができて・・・
良かった・・・。
