◆2023年の山歩きを振り返る②…鳥海山・月山

庄内に住む私にとって、
やはり山と言えば　鳥海山と月山。
今年も　積雪期の山麓歩きを含め、鳥海山を十数回、月山を数回歩いた。

その中でも　印象的だった山歩きから。

◆１/１２　志津～大門海沼付近

無雪期に何度か歩いたことがある場所でも、
雪がたくさん積もると景色がかなり変わってしまうので、別の山を歩いているような感覚になる。

月山・姥ヶ岳・湯殿山の山麓は、
私にとっては「歩きたいけれど、なかなか独りでは歩けないところ」だ。
が、
少しずつ地形を覚えつつある志津～自然博物園内を、
天気がまずまずの日に　少し歩いてみようと思った。

◆１/１９　志津～姥沢

圧雪・凍結のＲ１１２の運転が怖い私にとって、
積雪期の月山山麓は、なかなか行けないところだ。

それでも、というか・・・それだからこそ、というか・・・
道路が乾燥した状態で　晴れる予報の日は、逃さず行きたくなる。

この日は、Ｉさんに案内していただきながら、
志津から姥沢駐車場まで登ってくることができた。

途中の林の中で、エゾリスとの出会いがあった。

◆１/２２　開拓～鳳来山

積雪期は、無雪期以上に天気予報をよ～く見て　晴れや曇りの穏やかな予報の日を探して行くのだけれど、
この日は少しでも雪の上を歩きたくて、綿雪降る日に鳥海山山麓へ。

・・・少し歩くだけでもいい。
　　　とりあえず南高ヒュッテを目指そう。
と歩き始めた。

◆２/２　開拓～鳳来山～横堂

強風の予報だったけど、
開拓登山口と鳥海高原牧場の冬季通行止めゲート付近の様子を確認しておきたくて、
湯ノ台方面へと向かった。
ちょっとだけ歩いてみたくなった時のために？準備をして。

案の定？　少しだけ歩いてみたくなり、開拓登山口から歩き出した。
「もう少し」「もう少し」を繰り返して　横堂付近まで。
その途中、
・・・吹雪の景色を美しいと感激したり、
・・・強風ならではの雪の造形に見入ったり。

◆２/５　鳥海高原牧場～滝ノ小屋

鳥海山の冬季ルートとして使われることの多い『宮様コース』。
でも私はそのルートを歩いたことが無く、前々から気になっていたのだけど、
この日、ようやく歩いてみることに。

スタートしたすぐに　まさかの吹雪になったものの、
せめて宮様コースの入り口を確認しておきたいと思い、もう少し登っていくことにした。

◆２/１１　開拓～滝ノ小屋

青空に映える木々の霧氷に感激しながら登って鳳来山に着くと、
奥に真っ白に輝く外輪が見え、
「滝の小屋まで行って、外輪を眺めたい」という気持ちになった。

このコースの難関　月光坂と大黒台手前の２つの急斜面を何とか登り切り、
バテ気味になりながらも登って行くと・・・
あと少しで滝ノ小屋という辺りで　辺りはガスで真っ白に。

しばし立ち止まって様子を見たけれどすぐにガスが晴れそうではなく、
「無理せず　ここで折り返そう・・・」
と向きを変えたその時、
滝の小屋の方から　別ルートで登ってきた人たちの声が聞こえた。

◆２/２８　北月山荘～Ｐ９８３

月山ガイド協会主催ツアーに参加し、
北月山荘からＰ９８３まで登った。

月山山頂小屋のご主人である芳賀さんからガイドしていただいたこと・・・
昨年下見？に行った時と違う周回コースで歩くことができたこと・・・
昨年は途中で風雪が強くなって諦めたP983に立つことができ、景色を眺めることができたこと・・・
心に残る雪山歩きの一つになった。

◆３/２９　中島台…Ｐ１４００付近まで

昨年３月末に初めて歩いた時の感動をまた味わいたくて、
今年も同じ時期に中島台に行ってみた。

早出して早朝にスタートすれば、千蛇谷まで行けるのかもしれないけれど、
やはり状況の分からない道路を走るのが怖くて　スタートは８時過ぎ。

昨年より少しだけ上まで登り、
ぐるっと素晴らしい景色を眺め、
クマの後ろ姿のような岩のあるところで折り返した。

◆６/２１　鉾立～新山～七高山

どこまで行こうか、心・体と相談しながら登った鳥海山。
ハクサンイチゲに元気をもらい、
残雪を踏む感覚にワクワクしながら
一歩一歩登っていった。

◆９/１７　姥沢～鍛冶小屋跡

ぼ～っとした気持ちと体で向かった姥沢。
姥沢小屋跡から「の～んびり折り返し地点を決めずに」歩き出した。

途中、木道そばのベンチに腰掛け、１時間くらい景色を眺めながらの～んびり休憩。
こんな日があってもいいな、と思った山歩き。

◆９/２３　滝ノ小屋口～七高山～千畳ヶ原

「のんびり月山森まで行き、西鳥海を眺めながらコーヒーを飲んで来よう。
　余裕があったら千畳ヶ原に下りてみようかな」
と思いながらスタート。

しかし、
河原宿まで登って　青空をバックにした外輪を眺めていると、
「この天気を逃さずに、せめて外輪まで登りたい」という気持ちになり・・・
外輪まで上がると、せっかくだからと七高山へ。

七高山からの下りは、時間やコース、自分の心身の状態など確認し、
御田ヶ原分岐まで下り、千畳ヶ原を歩いて幸治郎沢を登って登山口に戻ることに。