鳥海湖とその向こうの景色を 何度も何度も眺めながら
扇子森の方へと歩いて行く。
稲倉岳は、まだ雲海に埋もれてる。
大きな石が積み重なるところ。
積み重なる石を眺めながら 登って行く。
石は 何も言わないけれど、
一つひとつが 意識を持って そこに在るような感じがする。
石の存在感を感じながら登っていき、
なだらかになった辺りで 一息。
御浜の方を振り返り・・・
そして・・・
鳥海湖の方を眺める。
しばし景色を眺めてから また歩き出す。
ずっと遠く、雲の上に頭を出しているのは・・・
秋田駒ヶ岳と岩手山かな?
なんて眺めていると、頭上に鳥が飛んできた。
「旋回してるから トンビだね」
と 近くにいた方が言ってたけど、トンビでは なさそう。
それほど大きくないし、あの色だし・・・ノスリ?
( 詳しい方から見ていただいたら、これは ハチクマの幼鳥だそうだ。)
鳥海湖の方や・・・
反対側の稲倉岳の方を・・・
何度も何度も眺めながら歩いた。
( 蛇行しながら歩いた。)
草が色づき始めた御田ヶ原まで来たら、こんな景色。
山頂の方も 素敵。
遠くの景色を眺め、ふと足元に目を移すと・・・
石の間に 可愛いのがいた。
来年の今頃は、
どのくらいに成長しているんだろう?
康新道の方も 気になるなぁ・・・。
切り立った壁に 溶岩と火山灰が積み重なった層が見える。
次に 康新道を歩く機会は いつやってくるだろう。
道の両側には、
実を付けたハクサンシャジンがあったり・・・
ハクサンイチゲが ポツポツ咲いていたり。
御田ヶ原分岐の方へと 石の階段を下りていく。
足をの置きやすそうなところを見つつ 下っていく。
もちろん きょろきょろしながら。
今回も撮る、「月山森の奥に月山」。
12:43 御田ヶ原分岐まで下ってきた。
御田ヶ原分岐から右に入り、鳥ノ海分岐の方へ。
今年は この道を何度も歩いてる気がする。
そして・・・千畳ヶ原。
木道のずっと先を歩いている人・・・
蛇石流の方へ下っていく人・・・
大きな風景の中、人が小さく見える。
日光の花が 来年もたくさん咲きますように。
目にとまった石をパチリ。
千畳ヶ原の草紅葉は、来週には見頃を迎えそう。
毎度 立ち止まって見上げる沢。
雪渓が無くなると涸れてしまうけれど、
この日は ここも、前日までの雨で 少し水が流れていた。
ここから流れていって 蛇石流に合流するんだな。
この沢のすぐそばに、あの石。
「毎度眺めて撮るもの」が 少しずつ増えている・・・。
蛇石流が始める辺りが気になって しばし眺める。
草紅葉の千畳ヶ原を歩きにくることができるといいなぁ・・・。
予定と天気の合う日があるように祈っていよう。
雨が降った後の水が 斜面をジワジワ流れているのを見ると、
この水も 少しずつ集まって流れ下っていくのかなぁ・・・と思う。
13:06 鳥ノ海分岐まで来た。
あの千畳ヶ原まで下りて行きたくなるけれど・・・
私のペースで 今から下りて行くと 笙ヶ岳に行く時間がなくなるので・・・
千畳ヶ原へは また次の機会に。
ということで、
ここから右に曲がって鳥海湖の方へ。
・・・⑤へ続く・・・