朝5時前に 自宅を出発。
この日は 滝の小屋口から月山森まで のんびり歩こうと思っていた。
湿度が高くてムシッとする感じだったので、
「気温が上がるにつれて どんどんガスが わき上がってくるだろうな~ 。」
と思いながら向かった。
朝の光の中の鳥海山を チラチラ見ながら行く。
車道終点の駐車場に停めることができるだろうか・・・。
それとも 下の駐車場から歩くことになるだろうか・・・。
と思いながら行くと、やはり すでに駐車場は満杯に近い状態。
方向転換しようと奥の方に行くと、
一番奥に停めて準備中だった方が、
「(ご自分の車の)後ろに どうぞ」 とジェスチャーで教えて下さったので、
お礼を言って停めさせていただいた。
駐車場から眺めた南東側の景色。
東側は雲海になっていて、滝雲のよう雲が見えた。
そして・・・
外輪の方には、いつの間にかガスが現れていた。
6:50 スタート。
ヒンヤリした空気の中を登り始めた。
コバイケイソウの実。
花も迫力あるけど、実がいっぱいなった様子も迫力がある。
ブナの木々を間を歩き・・・ダケカンバの間をぬけて。
滝ノ小屋。
小屋の前を過ぎてすぐ 沢を渡渉。
今まで渡った時より沢の水量が多くてビックリ。
勢いよく流れる水に圧倒されつつ、石の上をトントン渡っていく。
沢のような道。 (;^ω^)
沢のような道の先は、
遅くまで雪渓がとけて 植物たちが芽吹いて間もない感じだった。
雪解け水がゴォゴォと流れるそばを、そのエネルギーを感じながら登っていく。
辺りには、イワカガミやチングルマ、カラマツソウなどが咲いていた。
トウウチソウは、葉が出てきたばかり。
その葉につい水滴が、朝日で いろんな色に光っていた。
チングルマが 一斉に朝日の方を向いて咲いていた。
3年前、この雪渓を右から左へと渡って食事をするクマに遭遇。
この日は・・・いなかった。
ここを流れている水が、
滝ノ小屋のそばへを通って さらに下流へと流れていく。
横堂の方からの道に合流し、右へ曲がって 八丁坂へ。
木々の間で日陰になり、苔のついた石が積み重なるところを
足元に気を付けながら登っていく。
つい撮りたくなるシラネアオイの実。枝豆みたい。
パッと目をひくオレンジ色のクルマユリ。
視界が開けたところで振り向き、湯ノ台道の方を見下ろす。
木々が生い茂っていて、どこが道なのか よく分からないけど、
なんとな~く あの辺かな~というところを目で辿ってみる。
そして、こちらは八丁坂。
次々と登山者が登って来る。
では、花や景色を眺めながら のんびり登りましょうか。
・・・②へ続く・・・