●684m地点を過ぎ、広いブナ林の斜面を下っていく。
時々 鳥たちの鳴く声が聞こえたけれど、姿を見ることはできなかった。
登りでは気づかなかったものや 目に入らなかったものを
眺めたり撮ったりしながら
下っていく。
足元を歩いているところしか見たことのなかった雪虫。
「ここをスキーで滑るのもオモシロそうだな~」
とガンチャンさん。
岩登り・・・沢登り・・・山スキー・・・
と いろいろ山を楽しんでこられたというガンチャンさん、さすがです。
ガンチャンさんの中には、
いろんな山のご経験が ぎっしり詰まっているようだ。
途中、昼食休憩したのと同じ場所で ちょっと一息入れてから
また下っていった。
△580.6m付近まで下ってきた。
この辺りからは、ところどころに杉林も。
この杉林を抜けると・・・
雑木の尾根に。
しばらく下っていくと・・・
クルミの殻が。
その下にはリスの足跡。
そうか。
食べ物がなくなる冬のためにとっておいたクルミを、
リスが食べた殻なんだ。
そう思うと、何だかとても嬉しくなった。
下りは はやい・・・。
470m付近、「ガスったら間違わないようにしないとね~」
と言っていた尾根の合流地点まで来た。
「念のために」とガンチャンさんがつけていったテープがあった。
「ホワイトアウトにならなくて良かったな~」
と言いながら ガンチャンさんはテープを回収。
杉林の急斜面を下り・・・
その杉林を抜けると・・・
いったん下って、松平山までの登り返し。(;^ω^)
松平山へと登り返し始めたあたりで振り返ると、
四郎岳が遠くに見えるようになっていた。
あそこまで行ってきたんだなぁ・・・と思いながら眺め、
急な尾根を一歩一歩の登っていく。
四郎岳の西側に 西大鳥川を流れる水のザーザーという音が響いていた。
登り切るまで もう少し、というところで、
足元に動くものが。
冷たい雪の上を歩いても平気なのかなぁ。
16:07 松平山まで戻ってきた。
松平山まで戻ってくると、
気になるのは 取り付き地点付近の急斜面。
あの急なところを下るのか、
それとも別のところを下るのか、
行ってみて決めようとのこと。
できることなら、別の所を下っていけたらいいのだけど・・・
行ってみて ガンチャンさんが どう判断するか。
先輩の判断に従うしかない。
そういえば、この杉林の先が・・・
けっこう急な斜面だったな~。(;^ω^)
モフモフな雪だったら ひゃっほ~と言いながら下っていくところだけど、
ベタベタして滑りやすい雪になっていたので、
滑るのが怖い私は、へっぴり腰気味に?恐る恐る?下った。
よぷやく ここまで下ってきた。
取り付き地点近くの橋も見えてきたよ。
ここだよ、ここ。
下が見えないほど急だよ。
さぁ、ガンチャンさんの判断は・・・?
「あっち、行ってみるか。」
「ええ~っ! ど、どこを歩くんですか?!」
「こっちだよ。」
・・・よかったぁ。
あの斜面にあるのは、『選鉱場』の跡なのだそうだ。
選鉱場の跡であることを示す碑があった。
ここから失礼して 車道に下り、スノーシューを外した。
後は 大鳥少年自然の家まで 車道歩き。
西の空が ほんのりオレンジ色になっていた。
16:55 大鳥少年自然の家に到着。
お疲れさまでした~。
帰り道、東大鳥川にかかる橋の上でパチリ。
奥に この日何度も眺めた高安山が見えていた。
この時期の大鳥に来るのが初めてだったし、
四郎岳のことを全く知らなかったので、
良い経験となった。
ガンチャンさん、ありがとうございました。
帰り道、薄暗くなってからの摩耶山。
四郎岳へと登る途中、何度も真っ白な摩耶山が見えて嬉しかったなぁ・・・。
ちょっと寄り道して、18時前に無事帰宅。