前々から行ってみたいと思っていた雁戸山。
天気と休みが合う日があったので、
勇気を出して行ってみることにした。
雁戸山には コースがいくつかあったけれど、
笹谷峠から 登り・宮城コース、下り・山形コースで歩いてみることに。
朝5時頃、自宅を出発。
空はスッキリ晴れていて、田んぼには山々が映っていた。
鳥海山も・・・
月山も。
行きは 月山ICから高速で。
途中、寒河江SAに寄った時にパチリ。
右に見えているのが蔵王。
左のギザギザした山が この日歩く予定の雁戸山。
いつか歩いてみたいと思いながら 何度も眺めた雁戸山に これから行くのだと思うと、
ドキドキ・ワクワク。
笹谷峠へは、クネクネした道を登って行く。
平日の朝、すれ違う車は無くて ありがたい。
笹谷峠駐車場に着いた時、停まっていた車は4台。
やはり平日なので 登る人は少ないようだ。
駐車場で いきなり朝日連峰が全山きれいに見えていて感激。
これは・・・山に登ったら、さらに山々が見えるに違いない!
と期待が膨らんだ。
7:25 駐車場をスタート。
アスファルトの道を少し進んだところで・・・
標示のあるところから 左斜めに続いている道へ入っていく。
この辺りには散策路が縦横にあるようだったので、
宮城コースに入っていくのに迷わないように、
左側の道を進んで行くことにしていた。
辺りには エゾハルゼミの声が響きわたっていた。
もしかして、今年初めて聞くエゾハルゼミの声かなぁ・・・。
左側の道に入ってすぐ こんな笹薮が続いていたので、
黒くて大きな動物に会わないように!とドキドキしながら歩いて行くと・・・
・・・ガサガサ・・ガサツ・・・
「わっ!」
「わっ!」
・・・私とほぼ同時に大声をあげたのは、タケノコ採りをしていた方だった。(;^ω^)
「独りで登るの? 気を付けてね~」
・・・はい、ありがとうございます。
お互い気をつけましょう!
この方によると、
「エゾハルゼミは だいぶ前から鳴いてるよ~」
だそうだ。
『有耶無耶の関跡』とか『六地蔵…』とか あるみたいだったけど、
私は とにかくカケスガ峰へと登ろう。
ようやく『⇒カケスガ峰』という標示が出た。
ここから宮城コースを登っていくんだな。
と言っても、まずは笹薮。
その後 樹林帯に。
足元には・・・
ツクバネソウなどが。
涸れ沢を渡るところあり。
一瞬、道がどこに続いているのか分からず、前方をキョロキョロしたけれど、
向かい側の やや後方?にあった。
道の両側にある カワイイものや素敵なものが
次々と目に入って来るので
そのたびに立ち止まって 眺めたり撮ったり・・・。
涸れ沢を渡るところで「前方に道が無くなってる!」とキョロキョロしたら・・・
また 向かい側のやや後方に道があった・・・。
地図では分からない こんなところが、ドキドキなんだよな~。(;^ω^)
足元の植物たちや 朝の光が差し込む雑木林を眺めながら 登っていくと・・・
頭上が明るくなった。
振り返ると、ハマグリ山から山形神室、そして仙台神室の山々が見えた。
でも、これで尾根に上がったわけではなく・・・
滑りやすい土の道や・・・
木の根の道を・・・
交互に繰り返しながら登っていくのだった。
それでも、
陽の差し込む雑木林がキレイで感激したり・・・
ウダイカンバ(かな?)が青空をバックに枝を広げている様子に思わず立ち止まったり・・・
樹皮についている地衣類やコケがおもしろかったり・・・
ワクワクしながら登って行くことができた。
水たまりを覗き込んだり・・・
虫を見たり・・・
横になった幹から上に伸びている新しい枝を眺めたり・・・
おもしろいものが 次々にたくさん現れた。
コケが生えててクネクネした枝から 新しい葉が出てるのを見た時には、
立ち止まって しばらく眺めてしまった。
ブナの実生も あったよ。
ユキザサの花が咲くのは これから。
わ~い!
木々の上に 青空が見えてきたぞ・・・
と思ってから 少し歩いて行くと・・・
8:50 一気に視界が開けた!
ここが カケスガ峰かぁ。
右に目を移すと 奥に鳥海山も見える!
左側に目を移すと、飯豊連峰。
そして・・・
どこがどこなのか全然判らなくて残念だけど、宮城県側。
そして そして・・・
ワクワクしてきた~!
・・・②へ続く・・・