御浜小屋の前の方へ回り込んで行くと・・・
北側の斜面の方から 人の声が聞こえてきた。
見れば、
スキーヤーが2人、滑っていた。
夏道と雪歩きを繰り返し・・・
ちょっとの間 ガスに包まれたりしながら 下っていき・・・
ここから しばらく雪の上を歩く。
右側の笹藪の中から 雪解け水の流れる音がザーザー聞こえている。
広い雪原に見えるけれど、
すでに 雪の下を水が流れているんだなぁ・・・。
この水が、あの滝になって流れ落ちていくのかぁ・・・。
しばらく尾根沿いに ザクザク下っていく。
ザクザク下っていると、登って来る人が見えた。
近くまで来たところで
「こんにちは」
と言って その方の顔を見てビックリ。
nabeharuさんではないですか!
この日の日中は 桑ノ木台湿原の方へ行ってきて、
その後 御浜付近で夕日を眺めようと思って登ってきたのだそう。
「ちょっと夕焼けはキビしそうですけどね~」
と言いながら、半袖・半ズボン・トレラン装備で登っていった。
ここから夏道に。
オレンジ色に染まり始めた日本海に目を向けると、
ガスの中に入ってしまいそうな飛島が見えた。
そういえば・・・
昨年 飛島に行った時にお会いした方が、
「6月中旬頃 トビシマカンゾウがキレイな頃にも おいで~」
って おっしゃってたなぁ・・・。
今まで2回行った飛島。
2回とも岩や石を眺めて タイム・オーバーになっちゃったから、
次は トビシマカンゾウの群生を眺めに行こうかなぁ・・・。
岩の真ん中の隙間から ミネザクラが生えてる!
少しずつミネザクラの根が伸びて行ったら、
この岩が割れてしまうということもあるのかもしれないなぁ・・・。
岩の窪みにも 植物。
岩のそば、奈曽渓谷を見下ろせるポイントにて。
今は ミネザクラやショウジョウバカマがたくさん咲いてるけれど、
次に来るときには どんな花が咲いているだろう・・・。
どうやって撮ったらいいかわからずに諦めてしまったけれど、
夕方の陽に透けたミネザクラの花がキレイだった。
イワカガミ、もうすぐ咲きそうだな。
展望台の手前のポイントにて。
賽の河原付近を通った時に流れていた水は、
すでに 滝となって流れ落ちて行っただろうな・・・。
登り時より膨らんだ気がする。
登りの時には気づかなかったタムシバ。
展望台を少し下ったところから 登山口まで雪歩き。
もうすぐ下山。
17:15 下山。
車に戻る前に
鉾立山荘のそばの展望台にも寄ってみることにした。
北側の柵から見下ろしたところに・・・シラネアオイ。
何だか いいものを見つけた気分。
稲倉岳の斜面の下の方に 西日が差していた。
17:20 車に戻った。
( 駐車場を歩いている時 2か所 虫に刺されてしまった・・・。)
帰路、刈谷の梨畑付近からの鳥海山。
ほんのり夕日に染まっていた。
予定していた笙ヶ岳には行かないでしまったけれど、
この時期の雪の残る外輪を歩き、今までとはまた違う鳥海山を感じることができた気がした。
次に鳥海山にいくのは いつになるかなぁ・・・。