小学生たちが休憩しているベンチの間を通らせてもらい、その先へ。
( 元気いっぱいの子どもたちは、宮城からの小学5年生だそう。
刈田峠から南屏風岳までの往復とのこと。)
陽の差す方向が変わり、
来る時と同じ道だけど景色が違って見える。
みんなで賑やかにおしゃべりしているようなヒナザクラ。
ふと見た足元に、ヒナザクラのつぼみ。
ツボミもかわいい。
湿った土の掘れた道を登り・・・
これから花が咲く植物たちが準備しているのを眺めながら歩き・・・
踏み固められた道を登って・・・
14:50 杉ヶ峰まで戻ってきた。
刈田岳だけでなく、熊野岳も見えるようになっているじゃないかぁ。
その右奥に見えているのは、
この前初めて行った雁戸山では?
では、杉ヶ峰から前山へ。
浮き石の多いところ、足元に気を付けて下って行く。
うわ。
スッとした形で、何度も撮ってしまう前山。
15:08 前山。
前山付近からは・・・
さっきまでガスで見えなかった刈田岳神社と熊野岳神社が見えるようになっていた。
蔵王ハイラインをクネクネ下った辺りにある刈田峠登山口近くには、
宮城からの5年生が乗るらしいバスも。
こんなふうに見えるところまで下って来ると 寂しい気持ちにもなるけれど・・・
まだ30分以上は歩くからね。
雪の重みか、大きく曲がりくねった幹。
こういう木が、遠くから見ると踊っているように見えるんだな。
途中の、あの灌木の生えていないところで・・・
岩・石を眺める。
私が岩・石を眺めている間に、サ~ッと追い越して行った方がいた。
角ばっていて平べったい石が多いところ。
石がぶつかり合うたびに、カランカランと軽くて楽器を鳴らしたような音が聞こえた。
これは・・・?
何だか迫力があって、登ってきた時にも何枚も写真に撮った。
枯れてしまったアオモリトドマツが大きな存在感で立っているのを眺めながら歩く。
この辺りのサンカヨウを見て「あれ? よく見るサンカヨウとどこか違うぞ?」
・・・と思ったのは、
今まで見たサンカヨウより
葉の切れ込みが 深いからかもしれない。
タケシマラン、ほんとにたくさん生えてるなぁ・・・。
刈田峠は もうすぐ。
木道の下を流れる小沢をちょっと眺め・・・
この階段を登って・・・
少し行くと・・・
15:42 刈田峠登山口に到着。
あの5年生たちが乗ると思われるバスが待っていたけれど・・・
振り返って見たみなさんの姿は、まだ杉ヶ峰から少し下ったところにあった。
駐車スペースまで車道の端を歩いて行く。
今年初めてハクサンチドリを見たのは、
刈田峠の車道わきだったね。
前山・杉ヶ峰・・・奥の屏風岳・・・ここから見えない不忘山まで歩いてきたんだなぁ・・・。
北蔵王の方とは また違う植生・景色・雰囲気で、楽しかった。
スッとして見える後烏帽子岳、
8月のツアーで 昨年とは違うコースから登る予定なので楽しみ。
充実感とともに帰宅する頃には、
西の空がオレンジ色に染まっていた。