ザラザラしていて滑りやすいところ。
足の置き場に気を付けながら登って行く。
奥に見えているのが 後烏帽子岳の山頂だろうか。
ここから もう一登りだな。
ようやく視界が開けたと思っていたけれど、
ふたたび木々の間の道に。
しかも、足元が良く見えない道!
おまけに
石があったり 木の根があったりするので、
足の置き場をよく見ながら 登って行く。
そんな道だけど、
両側には ポツポツ花が咲ていたりして。
ナナカマドやミネザクラ、カエデなどの木々の間を登り、
たまに 振りかえって眺める。
おお~っ、ここをぬけると、どんな景色が?
振り返ると・・・ど~ん!
熊野岳も見える~。
しかし、
まだ 草木がかぶさる道が続くのだった。
大きな石が重なっていて 段差の大きいところもあったり。
這うように生えているマツの枝をまたいだり。
よっしゃ~! 今度は木々のトンネルのような道をぬけたんじゃないか?
I子さんがしゃがみこんで眺めていたのは・・・
タカネバラだそうだ。
こんなところにバラが咲いている様子、
見てみたいなぁ。
もう 高い木は見えない。
こんな感じのまま まもなく山頂に着くんじゃないか?
・・・と思ったら、
あれれ?
あらら~ (;^ω^)
山頂のすぐ手前に こんなところがあったのかぁ。
でも、ほどなくして
「着いた~!」
の声が前方から聞こえ、
見たことのある大きな石が目の前に現れた。
11:27 後烏帽子岳の山頂に到着。
振りかえると、奥に不忘山。
そのから続く南屏風岳も。
昨年 別コースから登ってきた時は、
ガスが屏風岳の方から滑り降りるように流れていくのを眺めたっけ。
2度目は、爽やかな風が吹きぬける日の登頂となった。
しばらく景色を眺めた後、
こんなマツの木のそばで 昼食としよう。
・・・とザックを下ろしたら、
「オコジョ、オコジョ!」
という ガイドIさんの声。
行ってみると・・・
いた・・・。
かくれちゃった・・・。
・・・と思ったら、
また ピョコン。
会えてうれしいよ。
こんな空を眺めながら山頂で昼食を食べることができるなんて 思っていなかった。
爽やかな風も吹いてて、気持ちいい。
流れる雲をボ~ッと眺めているだけでも楽しい。
高いところの雲は西へ、低いところの雲は東へ。
高さの違う雲が 逆方向に流れていた。
昼になって上から差す陽の光で、屏風岳の斜面の凸凹の陰影がハッキリ見える。
縞々になって見えるのは、火山活動によるものかな。
山頂に着いて40分ほどたった頃、
「では、名残惜しいですが・・・」
というガイドIさんの声。
こんな日に登ってくることができて良かったなぁ・・・
と思いながらザックを背負った。
・・・⑥へ続く・・・